top_rogo.gif (16396 bytes)

東京都秋期シニアサッカー選手権 高麗SC40が都大会制す

「全国制覇」が目標の高麗SC40

 関東地方在住の在日同胞メンバーで構成されたシニアサッカーチーム、高麗SC40(徐貴敏監督、申俊容主将)が夢の島陸上競技場(東京都江東区)で行われた「第8回東京都秋期シニアサッカー選手権大会」(Over40)の決勝を制し優勝した。

 東京都のシニアクラブの頂点を決めるとともに、来年度の全国シニア大会東京都1次予選シード権を争う同大会。12チームが4つのグループに分かれて行われた予選リーグを1位通過した高麗は、決勝トーナメントの準決勝で江東五区四十雀FCに3−2で競り勝ち、決勝ではT・ドリームスと対戦した。

 東京朝高サッカー部OB中心の高麗は、帝京高OBチームであるT・ドリームスとの対戦を前に、学生時代のさまざまな出来事がよぎった。当時、朝高に公式戦への参加は認められなかったが、帝京との練習試合では負け知らず。帝京は朝高から多くのことを吸収し全国選手権を制覇し続けていた。

 「数十年ぶりの対戦」が実現した今大会の決勝戦は、キックオフから一進一退の攻防戦となった。試合途中、ゴールキーパーの金永貴選手が負傷退場する場面もあったが、高麗選手は攻撃の手を緩めなかった。試合は無得点のまま延長戦に突入し、左コーナーキックから李行烈選手が押し込み1−0とした。さらにその後、李在述選手が左サイドから約30メートルの技ありロングシュートを決め、2−0と引き離した。結果、2005年秋期大会以来3年ぶり2度目の優勝を決めた。

 高麗SC40の選手らは、今後も「全国制覇」を目指し日々の練習に励む決意を新たにしていた。【高麗SC事務局】

[朝鮮新報 2008.11.12]