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第37回在日本朝鮮人排球選手権大会 男子は朝大、女子は兵庫が制す

 第37回在日本朝鮮人排球選手権大会が8、9の両日、兵庫県立文化体育館(神戸市)で行われた。

 8日の開会式では、総連兵庫県本部の盧武鉉委員長が激励のあいさつを行った。

 男子部門は、4チーム(総連大阪、総連兵庫、総連東京、朝鮮大学校)で争われた。初日の予選リーグでは、速攻と時間差攻撃、エースの強打など、すべての試合で3セットまでもつれこむ手に汗握る試合が続いた。

女子優勝の総連兵庫A

 大阪の快進撃を食い止めたのが、朝大の活気あふれる攻撃だった。朝大は、良い流れのまま大阪との決勝戦に臨み、強い攻撃で第1セットを難なく奪った。しかし、大阪は第2セットを26−24と逆転した。第3セットで朝大は韓政植主将を中心に強打と時間差攻撃、金才成選手のバックアタックなどを成功させ、25−15で圧勝し、8年ぶりの優勝を果たした。

 一方、6チーム(総連大阪、総連兵庫A、B、総連東京、東海排球団、朝鮮大学校)参加の女子部門では、初日の予選リーグで東京、大阪を下した兵庫Aと兵庫B、東海に競り勝った朝大がそれぞれグループ1位となった。2日目は、大阪と東海が前日の惜敗を挽回しようと朝大と兵庫Aに挑んだ。とくに大阪は、交代選手がいないなかでも、昨年度王者としての力を発揮した。

 迎えた決勝戦は東海を負かした兵庫Aと大阪のカードとなった。兵庫Aは李愛純、李裕子、李香純の3姉妹を中心に試合を有利に進めた。とくに、李裕子選手の強打、金理愛選手の中央攻撃、金錦実選手の強打などで第1セットを25−23で獲るなど、大阪との宿命の対決を制し、2年ぶりに優勝した。

 閉会式では朝大・韓政植、兵庫・李裕子の2選手に最優秀選手賞が授与された。続いて在日本朝鮮人排球協会主催の各大会で試合球を提供してくれている株式会社モルテン大阪支店の中村欣也課長が紹介された。

 また、第13回全国私立高等学校男女バレーボール選手権大会(12月20日〜23日)に初出場する大阪朝鮮高級学校女子バレーボール部の選手らが紹介され、在日本朝鮮人排球協会の姜秀宗会長が激励し祝賀金を渡した。各地の総連排球団を代表し、総連東京の金太星団長も祝賀金を渡した。

 大阪朝高・鄭由美選手(高2)は、「期待に応えるためにも、もっと練習し良い結果を残したい」と述べた。【在日本朝鮮人排球協会】

【大会成績】

 男子−@朝大A大阪B兵庫

 女子−@兵庫AA大阪B朝大

[朝鮮新報 2008.11.19]