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大阪朝高女子バレーボール部 全国私立高校選手権に初出場

 大阪朝鮮高級学校女子バレーボール部が、12月20日から23日にかけて東京都町田市などで行われる第13回全国私立高等学校男女バレーボール選手権大会(主催=全国私立高等学校バレーボール連盟)に、近畿ブロック代表として初出場することになった。

初の全国大会出場を決めた大阪朝高女子バレーボール部

 ウィンターバレーとも呼ばれる同大会は、全国高等学校バレーボール選抜優勝大会(春の高校バレー)、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)、国民体育大会(国体)に次ぐ全国大会。朝高選抜チーム(男女)として大会本部の推薦により予選免除で特別出場した2000、2001年の第5、6回大会以来、朝高勢が出場するのは3度目で、予選を勝ち抜き単独チームとして出場するのは今回が初めてだ。

 大阪朝高は昨年、一昨年と大阪府私学大会で3位入賞を果たし近畿大会に進出したが、「全国」にはあと一歩およばなかった。3回目となった今回の挑戦では、大阪府大会を勝ち上がり、近畿大会でも2勝するなど健闘し、念願の本大会出場権を獲得した。

 大阪朝高女子バレーボール部は、1990年5月に大阪府高体連主催の春季大会への参加がいったんは認められ1次予選を勝ち抜いたものの、「参加受付は勘違い」として出場を拒まれた経緯がある。これがきっかけとなり、93年5月の高体連理事会でインターハイへの参加が特例として承認された。

 大阪朝高の朴慶雅監督は「在日同胞のバレーボール関係者と卒業生たちは、どれほどこの日を待ち望んだことだろう。私たちは多くの支援者の尽力の結果として、今回の『全国大会』出場が実現したことを肝に銘じ、朝鮮学校の代表として堂々と『全国』の強豪とたたかいたい」と抱負を述べた。

 また、金香仙主将(高3)は、「初めて『全国大会』に出場することになり、とてもうれしい。3年間の厳しい練習に耐え抜き、目標を達成したことに、大きな喜びを感じている。全力を尽くし、同胞の期待に応えるとともに、大阪朝高、民族教育の名を大きくアピールしたい」と決意を表明した。【大阪朝高バレーボール部】

【競技会場と日程】

 ▼12月20日(土) 開会式(東京都町田市立総合体育館)

 ▼12月21日(日) 予選リーグ(横浜平沼記念体育館)

 第2試合目 11時〜(VS宮崎日本大学高)
 第4試合目 13時〜(VS進徳女子高)

 ▼12月22日(月) 予選リーグ(横浜平沼記念体育館)

 第2試合目 11時〜(VS札幌大谷高)
 第5試合目 13時30分〜(VS実践学園高)

 ▼12月23日(火) 決勝トーナメント(東京都町田市立総合体育館)

[朝鮮新報 2008.11.19]