top_rogo.gif (16396 bytes)

春・夏・秋・冬

 今回の米大統領選挙の結果が6者会談をはじめ、北東アジア情勢にどういう影響を与えるのか、さっそくオバマ氏の政策分析が花盛りである

▼日本はブッシュ共和党政権の8年間、ただただ追従、いや盲従するだけだった(それ以前からもだが)。世界的な版図では「反テロ戦」という名のアフガニスタン、イラク侵略に加担し、自衛隊を出兵させた。核先制攻撃ドクトリンに基づく朝鮮瓦解戦略には、日本が収集・保持している朝鮮、総聯情報の提供を進んで申しで、その上で緊密な連携を築き上げようと走り回った

▼「独自色」といえば「テロ支援国」指定解除に反対したことくらいか。しかし、事前了承していたが、世論の手前、ブッシュ大統領からの電話説得に仕方なく応じたかのように見せるためのパフォーマンスだったとの話が流れている

▼大差で敗北した共和党・マケイン氏の敗因については「ブッシュ政権の政策追従」が大勢を占めている。現状に倦み変革を望んだ米世論は、ブッシュ亜流を嫌ったのだろう。追従からは何も生まれないということだ

▼決着済みの事件を蒸し返して新宿商工会を強制捜索した日本当局。安倍以来、政権の本質が何も変わっていないことをさらけ出した。その安倍政権時、警察庁長官として総聯弾圧を公言し実行に移した御仁(漆間氏)が、麻生政権になって内閣官房副長官に抜擢された。その御仁が拉致問題対策本部関係省庁対策会議を主宰した日の強制捜索だった。何も変わらない日本、オバマ追従となるのだろうが、その選択は大きな矛盾をはらんでいる。(哲)

[朝鮮新報 2008.11.7]