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支持率の急落など、自らの足場すらしっかりしていない南朝鮮の李明博大統領。対北政策をはじめとする政策で不評を買っていることも省みず、米国の次期大統領に「助言」を与えた ▼米ワシントンで行われたCNNや駐在特派員との懇談会で、「これまで米国のリーダーシップが傷ついたとすれば、それはハードパワー(軍事力、経済力)を外交に活用しすぎたからだと思う。ソフトパワーで外交を行えば、大きな影響力とリーダーシップを発揮できる」とのたまった ▼朝米首脳会談についても、実現すれば南朝鮮の頭越しになるのではという指摘に対し、「韓米関係が強固な状況で、そういう表現は適当ではない」としたうえで、反対しない立場を表明した ▼仮に李明博大統領が反対したからといって、首脳会談が実現しないわけでもなく、朝米間の問題は2国間で進めるものだ。南朝鮮の「顔色」をうかがう必要はまったくない。「ハードパワー」うんぬんを「助言」している当の本人が、対北政策では「ハードパワー」を前面に押し出し、みずから北との関係を遮断し「通米封南」を声高に叫んでいる感覚は、まったく理解できない ▼17日、ソウルで行われた対北政策に関する討論会では、「現政権は前政権の対北政策の成果を受け入れて継承しながら戦略的な政策を推進しなければならない」「前政権には責任を持って政策を推進する当局者がいたが、李明博政権にはそのような当局者がいない『顔のない対北政策』を展開している」などの意見が出た。まずは自らの対北政策を根本から改めるべきだ。(国) [朝鮮新報 2008.11.19] |