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「出会えたキセキ」

 これまでセセデの恋愛観や出会いについて書いてきた月一回の連載も今日で最後。この間いろいろな反響があり、プロフィールが送られてきたこともあった(相手を紹介するようにと)。

 男女の出会いもそうだが、仕事柄アルバイト募集などの役に立たせてもらったことも多く、そのつどとても感謝された。そこで身にしみて感じることは「出会えたキセキ」だ。このキセキは奇跡であり、これまで歩んできた軌跡でもある。

 私は初級部から大学にいたる16年間、民族教育を受け、いろんな出会いを重ねてきた。とくに朝大の頃は社会活動に勤しみ、日本の大学生や南朝鮮の運動家たちとも出会い、音楽活動やスポーツなど、人との関係性において青春を謳歌してきたと言える。

 そして今、朝青支部の専任として働きながら人とのつながりの大切さやありがたさを、身をもって感じている。

 このたび、わが母校であり活動拠点でもある東京朝鮮第2初級学校(枝川)が、新校舎建設へ一歩踏みだした。3年後の春には、新しい校舎にかわいい新入生たちの笑顔を迎え入れるかと思うと、夢と希望がふくらむ。私自身がこれまで得てきた喜びを、次の世代へと伝えていける新たな喜びで胸がいっぱいだ。

 もちろん、諸々の事情により壁にぶつかることもあるかもしれないが、地域の同胞たちが一丸となって同胞コミュニティの中心であるウリハッキョを守っていけるのは本当にすばらしいことだ。

 これまで「出会えたキセキ」を未来につなげながら、これからも地域でがんばっていきたい。(鄭景心、朝青中央江東支部専任)

[朝鮮新報 2008.6.20]