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各地で朝・日友好新年会 力合わせ国交正常化を

長野

長野県の「朝・日友好新年会」

 長野県の「朝・日友好新年会」が1月24日、松本市内のホテルで行われ、総連長野県本部の李光相委員長をはじめとした同胞120余人と日本市民80余人が参加した。

 1部では20歳を迎える7人の同胞青年を祝う会が行われた。同胞たちから祝福を受けた青年たちは父母らに感謝を捧げ、これからも朝鮮青年として一生懸命学び生きていくとの決意を披露した。

 2部では講演会が行われ、関東学院大学の北川広和講師が「オバマ政権の対朝鮮政策と日朝の対応」について、朝鮮大学校の呉民学教授が「2009年情勢と同胞企業の対応」について講演した。

 3部の新年会は終始、友好ムードに包まれたなか行われた。国会議員、県議会議員から祝電も寄せられ紹介された。

 あいさつした李委員長は、在日同胞と総連に対する日本政府の不当な弾圧に反対しともにたたかってきた「日朝友好長野県民会議」をはじめとした団体と市民らに感謝の意を表明し、今後も引き続き連帯していこうと語った。また、長野朝鮮初中級学校創立40周年を迎える今年、民族教育への協力を参加者に呼びかけた。

 発言した「長野県平和人権環境労働組合」の高橋博久議長と民主党の下条みつ衆院議員は、今後も日朝関係の発展のため力を合わせていこうと述べた。【長野支局】

東信

朝鮮の踊りを披露する同胞の子供たち

 一方、東信地域でも「朝・日友好新年会」が開催された。在日1世たちが始めた交流事業を受け継ぎ、友好親善の伝統を守ろうと50余年間、単独で毎年行なわれてきた。今年も、地域同胞らが試行錯誤しながら討議を重ね準備してきた。

 1月18日、上田市内のホテルで行われた新年会には115人が参加した。

 まず、東京大学大学院の文聖姫さんが朝鮮半島情勢の現況と展望について講演した。

 2部の宴会では、上田市内から松本市内の長野初中に通う生徒6人が民族打楽器の演奏を披露。主催者と来賓らがあいさつし、国会議員や上田市長など日本人士からの祝電が紹介された。

 「朝鮮の自主的平和統一を支持する上小地区の会」の深井計美会長と今井正子県議は、情勢が厳しくても東信地域の日朝親善の伝統を守り、力を合わせていこうと呼びかけた。

 2007、2008年の朝・日友好運動を写真で綴ったDVDが上映され、同胞女性、子どもたちの公演が行われた。最後は参加者全員で「われらの願い」を合唱した。【東信分局】

青森

楽しく歌う同胞、日本人の女性ら

 青森県の「日朝合同新年会」が1月29日、青森県労働福祉会館で行われ、総連青森県本部の金致男委員長をはじめとした同胞と、「朝鮮の自主的平和統一を支持する青森県連帯委員会」の佐川禮三郎代表、「青森県朝鮮女性と連帯する会」の建部玲子代表をはじめとした日本市民ら約60人が参加した。

 まず、佐川代表の80歳の誕生日に際し朝鮮から送られてきた祝電が紹介され、花束と記念品が贈呈された。

 続いて、主催者を代表し佐川代表と金委員長があいさつ。朝米関係で進展がみられた反面、日本当局は総連と在日朝鮮人に対する弾圧を強化していると指摘し、これからも日朝国交正常化を目指し互いに連帯を強化していこうと強調した。

 また、来賓を代表し社民党青森県連合の渡辺英彦代表があいさつした。

 宴会では「朝鮮語講座」の受講生たちが朝鮮の歌を、朝青の青年たちがチャンゴ演奏を披露した。参加者たちはともに踊り、「リムジン江」を歌い友好親善を深めた。

 新年会に先立ち、昨年、訪朝した建部代表の報告会が行われた。【青森支局】

愛知

「日朝教育・文化交流を進める愛知の会」の新春講演会

 「日朝教育・文化交流を進める愛知の会」の新春講演会が2日、名古屋国際センター(中村区)で行われ、県、市議会議員を含む約60人が参加した。

 橋詰洋三会長のあいさつに続き、東京大学の和田春樹名誉教授が「日朝国交正常化への道」というテーマで講演を行った。

 和田名誉教授は、朝鮮に対する日本の植民地支配の責任について言及し、今日に至るまで日朝間に国交がないのは非正常なことだと指摘し、国交正常化を実現させるためには日本国民の意識改革と政策の抜本的な変更が必要だと述べた。また、国交正常化を阻んでいるのは安倍政権下で凝り固まった偏向した思想、政策だとし、日朝平壌宣言の精神を貫かなければならないと強調した。

 続いて懇親会が行われ、東海朝鮮歌舞団が公演した。

 参加者たちは、「深い感銘を受けた」「日本人として日朝関係をどう見るべきかについて学んだ」「一日も早い国交正常化を実現させるため世論を喚起していこう」などと感想を述べた。【愛知支局】

神奈川・中北

朝鮮民謡に合わせて踊る参加者

 神奈川・中北地域の朝・日友好親善の集いが10日、中北朝鮮会館で行われ、総連本部の鄭喜Q委員長と総連支部の魏慶浩委員長、在日同胞、相模原、大和、海老名の市議らをはじめとした日本市民ら53人が参加した。

 主催者を代表しあいさつした魏委員長は、厳しい情勢の中でも地域の同胞と日本市民が手を取り合って運動を展開してきたと指摘し、支部会館の固定資産税問題で課税に反対する署名運動を行っていることを強調した。

 金子豊貴男・相模原市議は、伝統のあるこの集いを継続し地域の日朝親善を深めていこうと述べた。

 宴会では女性同盟が準備した朝鮮料理や高麗人参酒が振る舞われ、歓談しながら交流を深めた。同胞女性による公演も行われた。

 参加者たちは朝鮮民謡に合わせてともに踊りながら、今後の活躍を誓い合った。【中北分局】

[朝鮮新報 2009.2.17]