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南山城支部代表ら 宇治市長を表敬訪問

朝鮮学校支援など要請

 

宇治市長を表敬訪問した総連南山城支部の代表ら

 総連京都府本部の金学福委員長、南山城支部の朴道済委員長を含む同胞ら7人が9日、久保田勇・宇治市長を表敬訪問した。浅井厚徳市議、市の総務部長が同席した。

 席上、金学福委員長は、ウトロ地区の土地問題をはじめとした在日朝鮮人の人権と生活権、朝鮮学校支援など市長が傾けてくれた関心と理解に謝意を述べた。朴道済委員長は、市長が支部の同胞新年会に祝電を送ってくれたことに謝意を述べ、新年会が148人の同胞と、自民、民主、公明、共産党など超党派の市議らの参加のもと有意義に行われたと報告した。

 一行は、地域同胞たちの最大の関心事となっている朝鮮学校の問題に言及。とくに、宇治市から京都市内の朝鮮学校に通うには遠距離通学となるため保護者の経済的負担が非常に大きいと指摘し、就学援助費を増額してくれるよう訴えた。

 4人の子どもを宇治市内から京都市南区の京都朝鮮第1初級学校まで通わせている京都第1初級オモニ会の金耐子会長は、日本当局による不当な差別に苦しみながらもそれを乗り越え体系的な民族教育を受けた経験に言及し、子どもたちが朝鮮人としての誇りを持って祖国と同胞社会、日本社会に貢献する人材になってほしいという自身の願い、保護者らの思いを述べ朝鮮学校に対する理解を求めた。

 久保田市長は、担当部署と十分協議した上で返答すると述べた。【京都支局】

[朝鮮新報 2009.2.20]