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各地で朝・日新春の集い 議員、市民らが参加

地域の友好運動、活発に

東京・墨田
 

 東京・墨田朝・日友好親善新春の集いが2月9日、曳舟文化センターで行われ、同胞と都議、区議を含む日本人ら130余人が参加した。韓統連、民団墨田支部の代表らも同席した。

 東京朝鮮第5初中級学校生徒たちの朝鮮舞踊で始まった集いでは、金東石・総連支部委員長と山ア昇・墨田区長があいさつした。

 金委員長は、無年金状態の同胞高齢者と障がい者に特別給付金が支給されるようになったことに言及し、今後も国交正常化の早期実現と在日朝鮮人の権利擁護のため協力しあっていこうと呼びかけた。

 山ア区長は、世界のどの国の人であろうとも力を合わせて明るい地域社会を築くのが自身の志向であるとし、地域で日朝友好親善が広がっていることは喜ばしいと評価した。

 集いでは、墨田区社会福祉協議会に寄贈する車椅子2台の目録を地域青商会の代表が区長に手渡した。また、東京朝鮮歌舞団、日本の舞踊愛好家団体「椿連」が公演を披露した。

 参加したある区議は「参加者の表情がいつになく明るかった。日朝友好親善のための活動に党派は関係ない。私はこの運動に積極的に取り組んでいきたい」と述べた。

 集いの実行委員は「政治、経済の情勢は厳しいが、多くの議員らが参加し、明るい雰囲気の中で行われたことに、地域の友好運動の着実な発展を実感した。同胞たちも親睦を深め大きな力を得た」と述べた。【墨田分局】

群馬・東毛
 

 総連群馬・東毛支部と東毛地域商工会共催の朝・日友好親善新年会が2月6日、太田市のマリエール太田で行われ、同胞と議員、政財界や友好団体の人士を含む日本人ら142人が参加した。

 新年会では、主催者を代表し地域商工会の金載英会長があいさつし、黒澤孝行県議、北爪俊男・太田地区労働組合協議会議長ら来ひんが連帯のあいさつを述べた。

 宴会では、女性同盟太田分会のチャンゴサークルのサムルノリ、東京朝鮮歌舞団の公演が行われ、参加者たちは歌に合わせて踊り友好親善を深めた。

 一方、2月9日には総連東毛支部と桐生地域商工会共催の朝・日友好親善新年会が桐生市民文化会館で行われ、同胞と議員、政財界や友好団体の人士を含む日本人ら176人が参加した。

 新年会では、主催者を代表し地域商工会の尹永浩会長があいさつし、石原条・みどり市長、腰塚誠・県議会議長、日野茂・桐生商工会議所副会頭ら来ひんが連帯のあいさつを述べた。また、「ハナ・アリラン」による公演や抽選会が行われた。

 参加した日本人らは「日朝関係を取り巻く情勢は依然厳しいが、今後も地域での友好親善を一層深め、一日も早く国交正常化が実現するよう共にがんばろう」「複雑な問題はあるが、過去の不幸の歴史を繰り返してはいけない。隣国同士、平和共存を目指さなければならない」「この新年会のように地域密着の親善交流を深め、日常的な交流と地域社会の発展に力を合わせて貢献しよう」などと感想を述べた。【東毛分局】

群馬・西毛
 

 総連群馬・西毛支部と西毛地域商工会共催の朝・日友好親善新春の集いが2月19日、高崎市内のホテルで行われ、同胞と市町村長、議員、政財界や友好団体の人士を含む日本人ら250人が参加した。

 集いでは、李和雨・総連支部委員長と松浦幸雄・高崎市長が友好親善のあいさつを述べた。

 県議の音頭で祝杯を挙げた参加者たちは、東京朝鮮歌舞団の公演を鑑賞し、歓談しながら交流を深めた。

 毎年行われているこの集いは、両国関係を取り巻く情勢が厳しいなかでも地域における友好親善の絆を大切にしようと、総連支部、商工会役員らの協力で行われており、多くの人が参加している。【西毛分局】

[朝鮮新報 2009.3.2]