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東京・立川で市民団体が集会 歴史の真実を知り、広めよう

集いには80余人が参加した

 「明治以降の近現代史を正しく知ろう! 日本は朝鮮に何をしたか?」(主催=立川革新懇)が2月21日、東京都立川市のアミューたちかわで行われ、80余人が参加した。

 集いでは、日朝協会東京都連合会の吉田博徳会長が講演し、1868年の明治維新以降、武力を背景にした日本の侵略と植民地支配への歴史的事実について触れながら、日本と朝鮮の長い歴史について2時間余にわたって語った。

 吉田会長は、昨年の「田母神航空幕僚長問題」は、日本人のなかに広い根を張っている「一部を見て全体を見ない見解」と指摘。歴史の事実に基づかないことや、確かめもしないで推測でモノを言うことは慎まなければならないと訴えた。

 また、今年が日本の植民地支配からの独立万歳を叫んだ「3.1独立運動」の90周年にあたり、来年は「日韓併合」から100年を迎えると述べ、「われわれは朝鮮の植民地支配をはじめ、再び不幸な歴史を繰り返すことのないように歴史の真実を知り、広めていかなければならない」と強調した。

 講演に先立ち行われた文化企画では、西東京同胞女声コーラスグループ「コール華」と「ヘバラギ」、電通三多摩合唱団のメンバーが朝鮮の歌「半月(パンダル)」「鳩よ高く飛べ」を披露した。また、参加者全員で「朝露(アチムイスル)」を合唱した。

 閉会のあいさつをした折井暁事務局長は、「日朝友好運動は、在日の人々との交流と併せて、日々の行動によって実現するもの。多くの力を合わせ、広げていこう」と訴えた。【中部分局】

[朝鮮新報 2009.3.9]