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「北海道フォーラム」 活動記録発行

強制連行遺骨調査など

 朝鮮人強制連行犠牲者の遺骨の調査・返還などに取り組んでいる「強制連行・強制労働犠牲者を考える北海道フォーラム」が、約10年間の活動(結成は2003年)をまとめたブックレット第1号「遺骨の声に応える」を発行した(定価税込=700円、購入問い合わせ先=堀口晃事務局長、TEL 011・571・5876)。

 同書は、遺骨を遺族に返還しようとさまざまな団体、市民が協力して取り組んできた「北海道フォーラム」の結成の経緯、遺骨調査、法要、遺族探し、返還などの活動記録を年表、写真、資料と共に紹介している。

 「北海道フォーラム」は2月22日、札幌で集会を開催。今年度の活動について話し合った。活動の出発点でもある浄土真宗本願寺派札幌別院に安置されている遺骨の返還に向け、南朝鮮の遺族らを訪問する。また、太平洋戦争中、宗谷郡猿払村浅茅野の旧日本陸軍飛行場建設に従事した朝鮮人生存者、現地住民の聞き取り調査を実施し、それに基づいて犠牲者が埋葬されたとみられる現場で発掘調査を専門家指導のもと行う。

[朝鮮新報 2009.3.16]