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奮闘する地域社会

 日本当局による「北朝鮮バッシング」により、総連組織と在日同胞に対する排斥の風潮が蔓延して久しい。しかし、各地の活動家と同胞たちは、同胞社会とハッキョを守るために以前にも増して奮闘している。

 ある地域の青商会では、同胞高齢者のための温泉旅行を10年にわたって続けてきた。今では地域の同胞の間にもすっかり定着し、賛助金集めもとても楽になったとか。

 またある地域では、子どもたちのため、ハッキョのために何かしようと芸大、音大出身者や現役で音楽活動に携わっている父母たちが集まってチャリティーコンサートを開いた。コンサートは今回で2回目だが、ある関係者は「子どもたちがハッキョを卒業したから、学父母ではないが、中級部、高級部へとこのような取り組みをつなげていければ」と述べながら、これからも3回、4回と続けていきたいと抱負を語った。

 草の根レベルで支持と協力を惜しまない日本市民の活動にも、多くを学び刺激を受ける。

 地域やハッキョの行事で会った活動家や同胞たちは、「情勢が厳しいのは今も昔も変わらない。自分が置かれた状況下で、同胞のためにできるベストのことをするだけ」と口を揃える。

 それぞれの地域で頑張る活動家や同胞たちの姿から同胞社会の明るい未来を垣間見るようで頼もしく思うと共に、同胞社会の発展に少しでも貢献できるよう常にベストの仕事を心がけようと決意を新たにする今日この頃だ。(松)

[朝鮮新報 2009.3.16]