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各地の青商会 多彩な活動 同胞社会、子どもたちのために

京都府青商会 制服、AEDを寄贈

京都市から感謝状が授与された

 京都府青商会が主催する「第9回ミレカップチャリティーゴルフ大会」が4月15日、滋賀県の瀬田ゴルフコースで行われた。経済不況の影響により、多くの人に参加を呼びかけるうえでは少なからぬ困難もあったが、府青商会常任幹事会役員たちの情熱と地道な努力により、当日は388人の同胞と日本人らが参加した。

 京都府青商会では、今回のチャリティーゴルフ大会を通じて得た収益金で、京都と滋賀のすべての朝鮮初級学校と幼稚班新入生、新園児たちに制服をプレゼント。生徒たちの健康と安全を守るために京都朝鮮中高級学校と京都朝鮮第1初級学校、京都朝鮮第2初級学校、京都朝鮮第3初級学校、滋賀朝鮮初級学校に自動体外式除細動器(AED)を寄贈した。

 また、多くの日本人から民族教育事業への支持と理解を得ようと、昨年に続き京都市教育委員会にもAEDを寄贈し、京都市から感謝状を授与された。京都府青商会が昨年寄贈したAEDは、朝鮮学校生徒も参加している京都市主催の京都市小学校大文字駅伝大会で使用された。

 青商会常任幹事の役員たちと会員たちは、民族と後代に対する愛情を胸に、堂々と豊かに暮らす新たな姿の同胞社会を築いていくために、民族教育文化事業と経済生活支援事業の2大ネットワークをさらに拡大し、7月18日に行われる青商会第13回総会に向けて会員および準会員数を2倍に拡大する目標を必ず成し遂げる決意を新たにしている。【京都支局】

鳥取県青商会 法律に関する講座開催

講座には35人の同胞、日本人が参加した

 鳥取県青商会が主催する第2回「ウリ」講座「『朝鮮の元気』で100年に一度のこの不況を乗り切ろう!−われわれの明るい未来を切り開くのは誰か?われわれである−」が4月12日、米子コンベンションセンターで行われ、35人の同胞と日本人が参加した。

 同講座は、「私たち朝鮮青年商工会の熱い思いで、鳥取同胞社会に元気を!!」というスローガンのもと、各分野の第一線で活躍している人たちを講師に招き、同胞たちが学ぶ機会を提供しようと鳥取県青商会が昨年から主催してきた。

 民族の風習について取り上げた昨年の第1回講座に続いて行われた今回の講座のテーマは法律。講師に招かれた京都の同胞有資格者は、同胞の未来、生活基盤と土台、国籍、海外渡航、相続などについて具体的に言及しながら、誰が「ウリ」の生活を守り、どうすれば幸福な生活を過ごせるのかなどについて語った。

 そのうえで、在日同胞という存在はハンディキャップではなくアドバンテージになることを強調した。

 参加者たちは、「何者にも負けない心を養い、今以上に自信と誇りを持ち、可能性を信じて日本社会で胸を張って生きていきたい」「講演の最後の『困っている日本人をウリが助けよう!』という言葉に感動した。すべての日本人に聞かせてあげたいと思った」などと感想を述べた。

 講座の最後にあいさつした県青商会の姜武一副会長は、これからも「ウリ」講座など多くの場を通じて人と人とのつながりを大事にしながら、地域同胞社会を元気にしていくために努力していきたいと力強く語った。【鳥取支局】

[朝鮮新報 2009.5.9]