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あいちムジゲ会 静岡で日帰り旅行

障がい者家族、支援者たちと交流

交流を深めながら楽しいひとときを過ごした

参加者全員で記念撮影

 あいちムジゲ会の日帰り旅行が5月23日に行われ、2009年度会長の卞鮮華さんの家族をはじめ4家族と「ポラムティア」の14名が参加した。「掛川花鳥園」と「ねむの木こども美術館」への見学で、静岡の同胞障がい者家族と、静岡の「ポラムティア」メンバーが勤める障がい者自立支援事業所の利用者と職員も合流し、楽しいひとときを過ごした。

 特に、静岡在住の同胞障がい者家族は、同胞障がい者家族とのふれあいが初めてであった事もあり、とても喜んでいた。

 当日は、さまざまな事情から参加できなくなった家族が続出し、バスに空席が目立ったことは残念だったが、参加者はみな満足し、子どもたちからは「また行こうね」との声も聞かれた。 あいちムジゲ会は来年発足10周年を迎える。ボランティアが中心になり、音楽療法や託児、施設見学、一泊旅行、クリスマス会、通信の発行などを進める中、子どもたちが成長したことで作業所やグループホームへの関心が高まっている。

 この間のあいちムジゲ会の活動により、同胞社会内でも障がい者に対する意識を高めるうえで貢献したと思う。しかし、障がい者を「障害をきたす者」「迷惑をかける存在」「同情の対象」として考えている人たちも少なくない。

 発足10周年を迎えるにあたり、自立支援の視点から今までの試行錯誤を実りあるものへと転化していくことを課題として取り組んでいきたい。【あいちムジゲ会事務局】

[朝鮮新報 2009.6.15]