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「福島セセデフェスタ2009」 新しい世代が中心に

フェスタには130余人が参加した

 「福島セセデフェスタ2009」が14日、福島朝鮮初中級学校で行われた。20〜40代を中心とする130余人の同胞たちが参加した。

 今回のイベントは、朝青の役員たちが新しい世代の団体の先頭に立って同胞社会を盛り上げていこうと企画したもので、20代から40代の新しい世代の団体の代表たちで実行委員会を構成。すべての準備を行ってきた。

 1部では、同校グラウンドでフットサル大会が行われ、アボジ会、福島初中サッカー部、朝青、青商会の各チームが熱戦を繰り広げた。結果、福島初中サッカー部が2勝1分の成績で優勝を収めた。

 一方、教室では幼児と児童の合同教室も行われ、就学前の子どもたちと日本学校に通う生徒たちが、両親と共に朝鮮の言葉や歌を習い楽しいひと時を過ごした。

 2部では、体育館で「ビビンバレンジャー」ショーがあった。

焼肉を食べながら交流を深めた

 「ビビンバレンジャー」を一目見ようと、中通地域はもちろん会津や浜通地域からも多くの同胞と子どもたちが駆けつけ、初めて見る「ビビンバレンジャー」に興奮を隠しきれなかった。

 最後には参加者全員で焼肉を食べながら、交流を深めた。

 一方、同日行われた幼稚班の行事のため、ショーを見ることができなかった園児たちのために、「ビビンバレンジャー」たちが再度登場。子どもたちは彼らと記念撮影し、実行委員会で準備したプレゼントを手に満足げだった。

伝統引き継ぐきっかけに

 この日、参加者の中には卒業後、初めて同校を訪れた青年がいたほか、子どもに民族性を与えられればと参加した日本学校出身の同胞もいた。

 また、今回のイベントを成功させようと前日から準備作業を行った朝青の役員たちや女性同盟のオモニたち、若い世代を積極的に応援しようと50代の同胞たちも多く参加した。

 新しい世代の同胞青年たちは、自ら企画して準備作業を進める過程で交流を深めながらさらに団結することができた。

 今回のイベントは、新しい世代が先代からの期待と愛情に応え、後代に福島同胞社会の伝統を引き継いでいくという義理を果たしていくうえで大きなきっかけとなった。【朝青福島】

[朝鮮新報 2009.6.22]