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朝鮮の歴史遺跡を探訪 京都の日本市民らが報告会

報告会の様子

 日朝友好促進京都婦人会議が春に派遣し、平壌、開城の歴史遺跡を訪れた「日朝友好歴史考古学交流京都代表団」(団長=田中俊明・滋賀県立大学教授)の報告会が9月19日、ウイングス京都で行われ、60余人が参加した。

 報告会では、江原護氏(日朝友好促進京都婦人会議事務局長)が高句麗、高麗の歴史について解説したあと、現地での遺跡探訪と交流の様子を収録したビデオが上映された。

 ビデオは、朝鮮対外文化連絡協会の黄虎男日本局長の歓迎のあいさつから始まり、牡丹峰、大城山城など古代の山城や東明王陵などの古墳群を探訪した代表団の足取りと、社会科学院の゙喜勝歴史研究所所長、ソン・スホ考古学研究所所長、クォン・スンアン歴史研究所室長との懇談の様子が紹介された。

 世界遺産に登録されている高句麗壁画古墳のうち徳興里、江西、水山里、安岳3号古墳の石室内に立ち入り、高句麗壁画古墳の壮大さ、美しさに心を奪われる一行の映像を見た聴衆からは、羨望の声も聞かれた。

 代表団は、高麗王朝の王宮・満月台と、数年前から発掘調査されていた王宮の西側部(西宮)の発掘現場に日本人として初めて訪れた。これらの報告は価値あるものとして高い評価を受けた。

 報告会では、江原氏が6度の訪朝で実見した11カ所の壁画古墳とその壁画についてスライドを使って紹介、解説した。「これらの壁画は写真だけでなく、実際に自分の目で見れば、その迫力に圧倒されるはず。ぜひ訪朝し見学してほしい」と述べた。【京都支局】

[朝鮮新報 2009.9.28]