top_rogo.gif (16396 bytes)

日比谷公園使用許可取消訴訟 総連勝訴 都に賠償命令

民主主義否定する違法行為
 

判決後、記者会見する高徳羽副議長と原告側弁護団

 2007年3月3日に行われた「3.1人民蜂起88周年在日本朝鮮人中央大会」の会場となった東京都立日比谷公園大音楽堂の使用承認を、都が直前になって取り消したのは違法だとして、総連中央が都などに損害賠償を求めた訴訟の判決で東京地裁は24日、都に慰謝料や行政訴訟費用などの支払いを命じた。

 東京地裁は判決文の中で「右翼団体の抗議活動による混乱を回避しようとして、慎重かつ十分な検討を経ることなく使用承認を取り消したのは違法だ。暴力による妨害を規制し阻止すべきであり、平穏に集会を開催しようとしている者の行為を規制して禁止するのは本末転倒。右翼団体の威嚇に屈して民主主義の根幹を否定するもの」と厳しく指摘した。

 判決後、報告集会と記者会見が行われた。

 原告側は、「在日朝鮮人の平和的な運動の正当性が司法の場であらためて確認され、日本社会の民主主義が守られた」「都は違法性を認め謝罪すべきだ」などと指摘した。(泰)

[朝鮮新報 2009.3.27]