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朝大学舎竣工50周年記念集会 大学事業を新たな高い段階に

集会には、在校生とともに各地から多数の卒業生が詰めかけた

 朝鮮大学校学舎竣工50周年記念集会が13日、同大講堂で行われた。

 総連中央の南昇祐副議長と梁玉出教育局長、朝大の張炳泰学長と朴英植理事長、教職員と学生、活動家と同胞らが参加した。

 集会では、梁玉出局長が朝鮮から送られてきた祝電を紹介した。

 続いて、南昇祐副議長が祝賀のあいさつをした。

 南副議長は、50年前、大学の新学舎が武蔵野に建てられた当時の感激を新たにかみしめていると述べながら、大学を運営した経験もなく、教員もいないばかりか運営資金も満足にない厳しい状況の中で、金日成主席は外貨が貴重な時期にばく大な教育援助費をもって新学舎の建設に当てるよう配慮してくれたと指摘した。

 また、当時竣工した新学舎は、主席の愛情の貴重な結実であり、祖国とつながっている誇らしい財産だと述べながら、新学舎の竣工は、異国の地で暮らしながらも主席の愛情を受け、祖国を仰いで活動する総連活動家と同胞たちに民族的誇りと自負心を与え、民族教育事業をはじめとする総連の全般的な活動において全盛期を迎える推進力になったと強調した。

 そのうえで、金正日総書記は大学が進むべき道を常に明らかにしてくれたと述べながら、2002年2月28日には大学事業を高く評価し、新たな世紀に大学が取り組むべき課題を示してくれと強調。「苦難の行軍」、強行軍の厳しい時期にも、強盛大国建設に資金をあてなければならない時期にも、ばく大な教育援助費と奨学金を送ってくれたほか、自身の名義で巨額の配慮金まで送ってくれたと述べた。

 そのうえで、激動する朝鮮の情勢と朝鮮半島を取り巻く情勢について言及し、2012年までに在日朝鮮人運動において新たな全盛期を迎えられるよう愛族愛国運動に立ち上がろうと訴えた。

集会に続き、多彩な演目による記念公演が行われた(写真は朝大教員らによる男声重唱)

 集会では、張炳泰学長が記念報告を行った。

 張炳泰学長は、新学舎が竣工されたことにより、朝大は高等教育機関として大きく生まれ変わり、民主主義的民族教育は新たな高い段階へと発展し、在日朝鮮人運動を担っていく民族幹部を自分たちの手で育てられるようになったと指摘。民族教育の最高学府、総連の唯一の民族幹部養成基地として発展の道のりを歩んできたことに触れながら、主席と総書記の配慮について振り返った。

 また、半世紀の道のりに刻まれた先代の愛国者たちの功労と同胞たちの至誠について触れながら、大学のすべての教職員たちは、総連と在日朝鮮人運動の新たな全盛期を迎えるうえで担っている使命を果たし、愛族愛国事業の代を継ぐ継承者たちを立派に育てていく決意でみなぎっていると語った。

 そして、祖国で強盛大国の門が開かれる2012年までに、大学の全般的な事業を新たな高い段階へと押し上げることで、主席と総書記の配慮、総連組織と学父母、卒業生たちの期待に応えていく決意を披瀝した。

 集会に続き、記念公演が行われた。参加者たちはその後、図書館と朝鮮歴史博物館を見学した。

 最後に祝賀宴会が行われた。

[朝鮮新報 2009.6.22]