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労働新聞、朝鮮人民軍、青年前衛の共同社説(要旨)

総進軍のラッパの音高らかに鳴り響かせ今年を新たな革命的高揚の年として輝かそう

 労働新聞、朝鮮人民軍、青年前衛の3紙は1日、「総進軍のラッパの音高らかに鳴り響かせ今年を新たな革命的大高揚の年として輝かそう」と題する共同社説を掲載した。以下、要旨を紹介する。

◇    ◇

 朝鮮革命と強盛大国の建設において歴史の分水嶺をなす希望に満ちた新年、2009年の新春を迎えた。

 先軍の旗じるしのもとに百勝をとどろかせてきたわが祖国は、今や新たな飛躍の嵐の時代に入った。

 金正日総書記が降仙(平安南道)の労働者階級を訪れて上げた新たな革命的大高揚の烽火は、新年の進軍路に入った千万軍民の胸に激しい炎を起こし、全国を果敢な突撃精神と創造の気迫で沸き立たせている。

1、08年は歴史的転換の年

 昨年は、60年にわたる朝鮮の誇らしい年代記に輝かしい勝利の章を記録した歴史的転換の年であった。

 昨年、全国は革新の気概にあふれ、社会主義建設の各部門で祖国の青史に刻まれる誇らしい成果が達成された。

 金正日総書記の老練な指導は、先軍朝鮮のすべての勝利と奇跡の原動力である。総書記は昨年も尽きることのない精力を傾けて、強盛大国の建設をめざすわが人民軍と人民のたたかいを陣頭で賢明に導いた。昨年、年初から年が暮れるまで前線千里と全国各地への伝説的な強行軍を休みなく続けてきた総書記の現地指導は、歴史に類がない愛国的献身の長程であった。この不滅の路程で指導者に従うわが軍隊と人民の敬慕の熱情がいっそうあつく沸き上がり、わが祖国が限りない生気と活力に満ちて飛躍する驚異的な現実が広がった。

 建国60周年を勝利者の大祭典として飾るたたかいを通じてわれわれは、不敗の社会主義強国を打ち立てた主席の建国業績を万代に輝かし、総書記の先軍指導のもとチュチェの革命偉業をあくまでも成し遂げるという鉄の信念と意志を力強く示した。

 こんにちの現実は、われわれの未来が実に明るく洋々たるものであり、わが人民がついに、長い歳月渇望していた理想社会の入口にたどり着いたことを示している。わが党が導く先軍の道が人民の幸福と子々孫々の繁栄のための真の社会主義の道であり、強盛大国を建設していくわれわれの力強い進軍は何によっても止めることができないということが昨年のたたかいの誇り高い総括である。

2、新たな革命的大高揚の年

 2009年は、党の呼びかけに応えて全人民的な総攻勢によって強盛大国建設の各部門で歴史的な飛躍を遂げるべき新たな革命的大高揚の年である。

 こんにち、われわれは党の革命偉業を成し遂げるうえで重大な歴史的局面に立っている。主席の誕生100周年にあたる2012年に強盛大国の大門を開くためのたたかいは、白頭山から始まったわが党と革命の聖なる歴史と伝統を揺るぎなく継承し、先軍朝鮮の国力を最盛期に引き上げて朝鮮式社会主義の全面的勝利を達成するためのこのうえなく誇らしいたたかいである。われわれは、勝利の信念強くこんにちの総攻撃戦に拍車をかけ、主席の最大の愛国遺産であるわが社会主義祖国に必ず強盛大国の門札を掛けるべきである。

 偉大な激動の時代、新たな革命的大高揚の時代がわれわれの前に開かれている。金正日総書記が昨年、先軍朝鮮の歴史とともに末長く輝く12月24日、千里馬の故郷である降仙の地に新たな革命的大高揚の烽火を上げたことは、金日成主席が千里馬運動の偉大な発端を開いた1956年12月のその時と同じように、わが党と革命発展の一大転換期をもたらした特筆すべき出来事である。ここには、戦後の廃きょのなかから千里馬大高揚によって厳しい難局を打開し、自主、自立、自衛の強国へと飛躍したその精神、その気迫で世紀を先取りして疾風のごとく力強く走ることで、先軍によって尊厳ある祖国の青空のもとに民族万代の繁栄を保証する社会主義の強盛大国を建設して次代に引き継がせようというわが党の不動の意志が込められている。

 われわれは、党の呼びかけに応えて千里馬の大進軍で祖国史にかつてなかった大革新、大飛躍を起こすことにより、最強の政治・軍事力をもつ先軍朝鮮が、これからどのような奇跡を創造し、勢いよくそびえたつのかを世界に堂々と示すべきである。

 「革命的大高揚の偉大な伝統を継承して先軍朝鮮の輝かしい全盛期を開いていこう!」、これがわれわれが高く掲げていくべき戦闘的スローガンである。

 先軍の炎のなかで打ち固められてきたわれわれの不屈の精神力とあらゆる潜在力を最大限に動員して、革命的大高揚によってすべての部門で一大飛躍を起こしていくのがわれわれの総体的な闘争方向である。

3、今年の課題

(1)強盛大国建設で飛躍を

思想分野

 思想の威力、われわれの無限大の精神力を噴出させるための政治・思想攻勢を強力に繰り広げるべきである。

 一心団結はわれわれの偉大な大高揚の歴史の基本的推進力であり、領袖と人民の一致団結力は核兵器にもまさるものである。領袖は人民を信じ、人民は領袖を絶対的に信頼し従う渾然一体の威力によって不滅の英雄叙事詩をつづってきた誇りある伝統を揺るぎなく引き継いでいくべきである。

 チュチェの社会主義祖国を命のごとく大切にし、こよなく愛する朝鮮人民の愛国的熱情を余すところなく爆発させるべきである。

 社会主義の魂が生きて脈打つ朝鮮人民のたたかいと生活では、時代遅れの思想の残滓と異質な生活風潮はいささかも許されない。

 帝国主義の思想的・文化的浸透と心理謀略戦を断固粉砕し、全社会に社会主義の生活様式をいっそうしっかり確立していくべきである。国家社会生活の各分野で革命的原則、階級的原則を堅持すべきである。

闘争方式

 朝鮮式の闘争方式、創造方式を徹底的に具現すべきである。

 集団主義と自力更生はわれわれの固有な革命方式であり、われわれにとってこれにまさる他の方式はない。

 すべての問題を集団の力に基づき、大衆の尽きることのない知恵と創意をくみ上げて解決していくことを鉄則とすべきである。

 われわれは常に、われわれの社会主義の基盤にしっかりと足を付けて世界を見下ろすべきであり、自分の力を養い、われわれの資源と技術、われわれの制度の優位性に基づいて勝利への進軍路を切り開いていくべきである。

 歳月が流れ、世代が替わって最先端科学技術の時代になったこんにちに至っては言うまでもなく、明日の時代に至ってもわれわれは自力更生の革命精神を変わることなく引き継いでいくべきである。いかなる強敵にも打ち勝ち、廃きょのなかから立ち上がって奇跡を起こしてきた強じんな気質と自尊心を持って生き、たたかうべきである。

経済分野

 社会主義的自立経済の潜在力を余すところなく引き出して、先軍時代の総進軍速度を創出すべきである。

 こんにちの大高揚は、革命的軍人精神と科学技術の威力でわが国の経済を飛躍的な発展段階に引き上げる新たな総進軍運動である。われわれの前には依然として多くの難関が横たわっているが、全人民の底知れない創造力と新しい技術で装備された強力なチュチェ工業があるので、経済強国の建設をめざす総攻撃戦での勝利は確定的である。

 現段階の経済建設においてわれわれに提起されている重要な課題は、社会主義的計画経済の優位性に基づき、生産の正常化と現代化を密接に結合させて強力に推進することによって、人民経済の各部門で最高の生産水準を決定的に突破することである。

 われわれは金属工業の優先的発展を基本にとらえ、人民経済の主要部門の生産潜在力を最大限に動員することに力を集中すべきである。

 金属工業はわが国の社会主義的自立経済の柱である。チュチェ鉄生産の決定的な拡大を図り、金属工場に電力と燃料、原料を集中的に供給して更新済みの近代的な生産工程が大きな効力を発揮できるようにすべきである。全国が製鋼部門を力強く支援して革命的大高揚の炎がより激しく燃え広がるようにすべきである。

 電力、石炭、鉄道運輸部門では連帯的革新を起こして、人民経済全般の発展を強力に推進すべきである。

 電力工業部門では火力発電所をフル稼働させることに力を注ぐ一方、建設中の水力発電所の操業をできる限り早めるべきである。石炭工業部門では経済発展の生命線を守っているということを自覚して生産の画期的な増大を図るべきである。国家的に炭鉱の生産条件を保障するための対策をしっかり講じるべきである。鉄道運輸の物質的・技術的土台を強化し、輸送の手配と指揮を綿密に行って鉄道の通過能力を一段と高めるべきである。

 採掘工業部門では有望な鉱山を実利主義の立場で開発し、機械工業部門の生産を盛り立て、その近代化を積極的に推し進めるべきである。化学工業部門で基礎化学製品の生産を増やし、南興(平安南道)ガス化プロジェクトに拍車を掛けて完成すべきである。

 人民の生活向上において決定的な転換をもたらすべきである。

 食糧問題を解決することは差し迫った現実的要求である。われわれは何としても自力で食の問題を解決するという確たる覚悟を持って、今年度の穀物生産目標の達成に総力を集中すべきである。

 水産部門では水産物の生産と栽培漁業、養魚を発展させて、人民の食生活の向上に寄与すべきである。

 軽工業部門の工場、企業所と地方産業工場、そして可能なすべての職場で内部の潜在力を動員して一般消費財の生産を大幅に増やし、商品の供給活動を改善して生活必需品に対する人民の需要を円滑に満たすべきである。

 平壌市の住宅建設を大々的に推し進め、都市運営活動で革命を起こすべきである。人民性が具現され、建築学的に完全な記念碑的建造物をより多く建設すべきである。山林造成をはじめ国土管理事業を将来を見通して推進し、わが祖国をより美しく住みよい楽園に変えていくべきである。

 経済管理を改善し、社会主義的計画経済の優位性を余すところなく発揮させるべきである。経済建設に対する国家の中央集権的・統一的指導を強化し、計画化を発展する現実の要請に即してさらに改善すべきである。国の全般的な経済発展において要の意義を持つ対象に力量と資源を集中する原則に立って経済の企画と手配を行うべきである。すべての部門、すべての職場で労働行政規律、計画規律、財政規律を強化し、実利を徹底的に保障し、全社会的に内部の潜在力を引き出す活動と節約運動を力強く展開すべきである。経済幹部の実務レベルを一段と高め、経済管理を情報化、科学化していくべきである。

 科学技術を経済発展の基礎とする観点を確立すべきである。

 国家的に科学技術陣を集中して経済の自立性を強化し、近代化の推進で提起される問題を一つ一つ確実に解決していくべきである。

 生産工程の現代化をねばり強く推し進め、集団的技術革新の炎をいっそう強く燃え上がらせるべきである。

文芸・教育・スポーツ

 先軍時代の社会主義文化発展の全盛期をさらに開花させるべきである。

 文学・芸術部門の創作家、芸能人は躍動する現場に入って激動する時代の息吹が脈打ち、社会主義生活を哲学的に深く掘り下げた名作を多く創作すべきである。党の指導のもとでかつて創造された精神的・文化的な富が先軍時代にさらに光を放つようにし、大衆芸術活動を活発に行って全国に革命的楽観と戦闘的気概がみなぎるようにすべきである。

 教育部門では教育の内容と方法を改善し、教員の資質を絶えず高めて新しい世代の教育と人材の養成において革命を起こし、勤労者の文化・技術水準を情報産業時代の要請に一致させるべきである。保健医療部門の従事者は、真心を尽くして人民の健康増進のために献身し、家庭常備薬の生産を増やして社会主義保健医療制度の優位性をさらに高く発揚させるべきである。

 スポーツ発展への社会的関心を高め、スポーツを大衆化し、選手たちが国際大会で優れた成果を収めるようにすべきである。

(2)軍事力基礎に国力強化

 先軍の威力をあらゆる面から強化し、社会主義強盛大国の建設を軍事的に確固と保証すべきである。

 無敵の軍事力を基礎にして全般的な国力を強化し、強盛大国の建設を推し進めることは、わが党の先軍革命路線の重要な要求である。われわれは、現情勢と革命発展の要請に応えて国の軍事力の強化に引き続き最大の力を注ぐべきである。

 人民軍は、党の先軍指導を先頭に立って体していく革命の柱、強力な主力部隊である。総書記の思想と意図、命令・指示に従って全軍が一体となって行動する革命的な軍指導系統と軍紀を確立することにすべての軍事・政治活動を確固と方向付けるべきである。

 われわれの自主権と尊厳、社会主義制度を侵害する者に対する人民軍の立場は断固たるものである。階級的自覚と敵がい心に燃えるわれわれの銃は、敵のいかなる挑発も容認せず容赦なく懲罰するであろう。

 全社会に銃重視、軍事重視の気風をさらに強く確立すべきである。先軍時代における経済建設路線の要求どおり国防工業の発展に引き続き大きな力を入れ、必要なものはすべて最優先的に提供すべきである。全人民が軍事を熱心に学び、労農赤衛隊創建50周年にあたる今年、民間武力を強化するうえで新たな転換をもたらすべきである。

 社会主義建設の各部門で新たな革命的大高揚を起こすためには、党組織の戦闘的機能と役割を著しく高めるべきである。

 各級党組織は、金正日総書記を党と革命の陣頭に高くいただいた感激と歓喜にあふれ各部門で一大高揚を起こした70年代のように、党活動で新たな転換をもたらすべきである。約半世紀にわたる総書記の不滅の先軍指導業績を党活動にりっぱに具現し、党の唯一的指導体系を確立する活動をさらに深めるべきである。

4、北南共同宣言を誠実に履行

 祖国の統一は同胞の一致した志向であり、民族至上の課題である。

 6.15統一時代とともに力強く前進してきた祖国統一運動は昨年、南朝鮮の保守当局の執権によって重大な挑戦に直面するようになった。自主統一の大綱である6.15共同宣言と10.4宣言を全面的に否定し、ファッショ独裁時代を復活させて北南対決に狂奔している南朝鮮の執権勢力の無分別な策動は、全同胞の激しい怒りと抵抗を呼び起こしている。

 南朝鮮当局の時代錯誤の対決政策は今、破たんに瀕しており、反統一勢力は抜き差しならぬ窮地に陥っている。同胞の志向と要求は民族に背を向けた政商の輩の玩弄物になってはならず、自主統一へと進む時代の前進は何によっても阻むことができない。

 昨年の情勢の流れは、内外の分裂主義勢力の策動を粉砕する果敢な闘争によってのみ祖国の統一を早めることができるということを示している。

 われわれは今年、「6.15共同宣言と10.4宣言の旗じるしを高く掲げ、自主統一の道に向けて力強く前進しよう!」のスローガンのもとに、祖国統一運動をさらに活性化すべきである。

 6.15共同宣言とその実践綱領である10.4宣言は祖国統一の旗じるしである。われわれは、歴史的な北南共同宣言から逸脱するいかなる要素も許さないであろう。国の統一と民族の繁栄を望むのであれば、北南共同宣言を擁護し、誠実に履行すべきである。

 「わが民族同士」は、祖国統一運動において具現すべき根本理念である。

 国の統一を実現するためには、自民族を優先させ、民族の利益を擁護する観点を正しく持つべきである。すべての同胞は、崇米・事大主義と同胞への敵対意識にとらわれて自主統一の時代的流れに逆行する反統一勢力の策動を断固阻止し、破たんさせるべきである。

 民族の和解と団結を実現することは、現段階において祖国統一運動の差し迫った要求となっている。

 南朝鮮の人民は自主、民主、統一のスローガンを掲げて事大的・売国的な保守当局のファッショ支配を覆し、戦争の危険を取り除くたたかいをさらに力強く展開すべきである。

 朝鮮半島の非核化を実現し、東北アジアと世界の平和と安全を守るための朝鮮の自主的な対外政策の正当性は日を追って力強く誇示されている。わが党と朝鮮政府は今後とも、自主・平和・親善の理念のもとに、われわれに友好的に接する国々との関係を発展させ、世界の自主化偉業の達成に大いに寄与するであろう。

 われわれの偉業は金日成主席の偉業であり、われわれの進む道は永遠なるチュチェの道、先軍の道であり、われわれの力は革命の首脳部のまわりに固く結集した千万軍民の一心団結である。チュチェ年号で輝く金日成朝鮮の100年代を、朝鮮式社会主義の偉大な勝利で飾るべき歴史的な使命がわれわれの世代の胸を限りなく燃え立たせている。

 偉大な党が示した明るい明日の設計図があり、党の呼びかけに応えて立ち上がり、奇跡を創造するわが人民軍と人民の無限大の精神力がある限り、最後の勝利はわれわれのものである。こぞって、金正日総書記を首班とする革命の首脳部のまわりに固く団結して社会主義祖国の強盛・繁栄とチュチェ革命偉業の完成をめざしていっそう力強くたたかっていこう。(朝鮮通信、中見出しは編集部)

[朝鮮新報 2009.1.7]