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朝鮮養魚協会を創立、目標は生産量倍増

 朝鮮では、魚の養殖が国家的事業として繰り広げられている。国土の三面が海に囲まれた朝鮮では、漁業とともに養殖事業も重視している。

 昨年9月、全国の養殖事業を活性化させるため、朝鮮養魚協会が発足した。

 同協会は全国の国営、大衆養殖部門で収めた成果と経験に基づき、魚の養殖における科学技術問題の解決を統一的に指導する。

 協会は、国家科学院養魚研究所、金日成総合大学生命科学部、元山と南浦の水産大学の教員と研究士たち、そして平壌市養魚管理局、平壌ナマズ工場を含む中央と地方の養殖専門家らで構成されており、各道の養魚局も同協会に網羅された。

 また、海外同胞も希望によって加入することができる。

 ハン・ヨンイル初代会長(水産省副局長)は「今年、朝鮮式の新たな養殖方法の導入に最善を尽くし全国的な養殖魚生産量を2倍にする目標を立てた」と話す。

 ハン会長は、今後の具体的な事業計画として▼すでに全国の先頭に立つ泛雁、栄光、新興、南浦養魚場で過去の最高生産水準の3倍となる生産計画を遂行し、▼生産性の高い魚類を全国に導入して新たな配合飼料と魚排卵刺激剤の国産化を完成させ、▼スッポン、マシジミ、ドジョウ、ヤマアカガエルなど有用動物を養殖し▼田んぼでの養魚を拡大することなどを挙げた。

 ハン会長は、「養殖事業発展のため、国内の関連する部門と団体との協力を強化し、外国の関連団体との科学技術交流も積極的に推進していきたい」と語る。

 一方、新年の3紙共同社説は、養魚事業の発展を呼びかけた。【平壌支局】

[朝鮮新報 2009.1.21]