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迎春公演参加生徒たちの感想 「幸せと愛情に満ちた場所」

 【平壌発=韓昌健記者】旧正月(今年は1月26日)に際して行われる学生少年たちの迎春公演に参加するために、在日朝鮮学生少年芸術団が1月7日から2月4日まで祖国を訪問した。日本各地から集まった84人の生徒と5人の教員で構成された一行は公演練習の合間に平壌市内観光なども行った。祖国を訪れた生徒たちの感想を紹介する。

張晟嶺(神奈川中高、中2、男子、話術)

 …祖国に着いたときは不安もあったが、すべての人が優しく、今まで抱いていた印象と正反対だった。平壌の街並みも規模が大きくて感動した。たくさんの人びとの支えで、何の心配もなく生活できた。これから日本に戻ったあとも祖国の愛情を忘れずに学習と少年団活動に頑張りたい。祖国で学んだことをほかの生徒たちに伝えたい。

゙寿成(和歌山初中、中2、男子、話術)

祖国を訪問した生徒たちのために宴会や誕生日会も催された

 …日本では朝鮮に対する悪い宣伝しかしない。正直、祖国に対して不安がなくもなかったが、実際に来てみると、祖国は幸せと愛情に満ちた場所だという事を実感した。

 自分たちだけががんばって公演を成功させたわけではない。見えないところで支えてくれたたくさんの人たちの存在があったからだ。

 祖国で感じたことを今後の人生における糧にし、クラスメイトや家族、親戚たちにも伝えたい。

李珠仙(西播初中、中2、女子、舞踊)

 …万寿台の丘の銅像や万景台生家を訪れ、祖国人民が金日成主席と金正日総書記をいかに敬愛しているかがわかった。会う人すべてが、私たちのことを家族のように接してくれ、本当にうれしかった。夜遅くまで働いてくれたホテルのオモニたち、いつもそばで体調管理に務めてくれた医師と看護師さん、おいしい料理を提供してくれた食堂のお姉さんたちに心の底から感謝の気持ちを伝えたい。本当に幸せ。

安潤稀(埼玉初中、初6、女子、舞踊)

 …平壌はとても景色の美しい街だった。毎日洗濯をしてくれたオモニたち、食べたいものを親切に聞いてくれたオンニたち、体調を崩したときに休まず看病してくれた医師と看護師さんたち、本当にありがとうございました。学校に戻ったら、自分が見て感じたこと、習ったことをみんなにありのまま伝えたい。

全永誠(栃木初中、中2、男子、話術)

 …平壌は朝早くから街並みや住宅に明かりが灯り、とても活気のある印象を受けた。思っていた以上に祖国の生徒たちの芸術水準が高く、驚いた。いろんな人から有り余るぐらいの愛情をもらった。期待に応えるためにも、必ず公演を成功させなければならないと思った。今回感じた事を忘れずに朝鮮学校の生徒としてたくましく生きていきたい。

玄純夏(北大阪初中、中2、女子、舞踊)

 …今回祖国に来て、大きくて温かい祖国の愛情を直接肌で感じ、自分は本当に幸せだと思った。滞在期間、なんの心配もなく生活できたのも、たくさんの人がいつも支えてくれたから。感謝の気持ちで胸がいっぱい。祖国の愛情を心に刻み、今後の学校生活に活かしていきたい。

[朝鮮新報 2009.2.4]