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朝鮮人民軍総参謀部代弁人 李政権の反北対決姿勢に警告

 朝鮮人民軍総参謀部スポークスマンは18日、李明博政権が自らが陥った深刻な危機局面の活路を反北対決に求めていることと関連して朝鮮中央通信社記者の質問に答えた。

 スポークスマンは、李明博政権が北側の「核・ミサイル脅威」と「軍事的挑発」によって南側で「安保の不安」が拡散しており、朝鮮人民軍の措置によって社会の「南南葛藤」がより深まっているという主張を展開していることについて、「自らが招いた不安と危機の責任を北側に転嫁しようと愚かに策動している」と指摘した。

 そのうえで、南朝鮮社会の「安保の不安」について「李政権が裏では軍部ファッショ独裁を復活させ、表では米国をはじめ外部勢力を引き入れ、同族に反対する戦争ヒステリーを起こして自ら招いた危機、不安」だと断じた。また、「南南葛藤」については、「北南関係を凍結させ、経済危機を招いた李政権の『未熟な政治』によって南朝鮮内でいっそうし烈になっている愛国と売国、革新と保守との対立と闘争」だと指摘した。

 スポークスマンは、「安保の不安」と「南南葛藤」とは、南朝鮮社会の構造的矛盾が生んだ必然の結果であり、李政権の無知なファッショ政治によってさらに深まっている南朝鮮社会の致命的な危機であることをそのまま示していると指摘。そのうえで、「李政権は北側に言い掛かりをつけ、それによって直面した現在の危機の活路を求めて愚かに策動している」と非難した。

 スポークスマンは、すでに明らかとなっている朝鮮人民軍の不変の立場を再度強調。「李政権が反北敵対感を鼓吹し、北侵戦争ヒステリーに血道を上げるほど、無慈悲かつ強力な対応が伴うようになるであろう」と指摘した。

 そして、「李政権は、わが軍隊が全面対決態勢に入った状態にあるということを絶対に忘れてはならない」と警告した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2009.2.23]