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祖平統代弁人 李大統領の北冒とく発言を非難

 朝鮮中央通信によると、祖国平和統一委員会(祖平統)のスポークスマンは21日、南朝鮮の李明博大統領が「三度の食事を心配する社会主義なら、そのような社会主義はしない方がよい」と発言したことに対して、「朝鮮の尊厳と体制を甚だしく中傷、冒とくするもの」だと非難する談話を発表した。談話の要旨は次のとおり。

 われわれは、李明博大統領があえてわれわれの根本を否定し、中傷する妄言をためらいなく吐いたことを重大視せざるをえない。

 今回の李大統領の言動は民族の団結と統一にあくまでも反対し、同族対決だけを追求する反統一分子の悪らつな本性を再びさらけ出した許しがたい妄言である。

 李大統領が、腐敗した論理で尊厳あるわれわれの社会主義を中傷することこそ、わが人民への耐え難い冒とく、愚弄である。

 貧困と人権の問題はむしろ南朝鮮にある。

 経済と民生の破たんにより、前代未聞の失業と貧困が社会全般にまん延し、人民の生計は言うまでもなく、生命にまで直結している南朝鮮の経済市場を外部勢力に丸ごと売り渡した逆賊行為により、ベビーカーを押す女性や中学生、幼い子どもまで生存権を求めて街へ繰り出しているのがまさしく南朝鮮である。

 南朝鮮をこうした残酷な生き地獄、人権の墓場にした李政権があえてわれわれを荒唐無稽なき弁で誹謗、中傷することこそ、言語道断である。

 李大統領の妄言は、内外の糾弾と排撃を受けている反北対決政策を合理化し、南朝鮮人民に同族敵対意識を鼓吹するためのき弁である。

 今回の事態を通じて、李大統領こそ同族対決ヒステリーが骨髄にまで徹した反統一逆賊であり、このような者を放置しては北南関係の改善や朝鮮半島の平和、統一をいささかも期待できないことがより明白になった。

 現在、李大統領は北南関係を破たんさせた責任を免れるため、「北と団結し共生、共栄しようと思う」などと発言し内外世論を欺いているが、同族の尊厳と体制を冒とくし、全面否定する場に、どのような北南団結があり、共生、共栄があると言うのか。

 李大統領が北南関係を最悪の状態に追い込んだ反民族的罪悪から教訓をくみ取るどころか、むしろわれわれの根本まで冒とくし、真っ向から挑戦している状況で、われわれは断固たる決意で李政権と最後まで決着をつけるであろう。

 李政権の末路がいかに悲惨であるかは、これから実際に明らかになるだろう。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2009.2.25]