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祖平統代弁人 李大統領の核、ミサイル発言非難

 祖国平和統一委員会(祖平統)スポークスマンは2日、談話を発表し、南側の李明博大統領が1日に3.1人民蜂起90周年に際して行った演説で北側の核とミサイルを関連付けた発言をしたことについて「反民族的妄言」だと非難した。

 スポークスマンは、李大統領が演説で当然糾弾すべき日本に対する言及をせず、北南間の問題を持ち出したことを問題視。「『平和的共存、共栄』『条件なしの対話』などと、民族を冒涜し、世論を欺き、不純な本心をあらわにした」と非難した。

 また、「同族を『敵』とみなし、恩を『仇』で返して北南合意を白紙化した李大統領が『合意事項尊重』や『共存、共栄』『対話』などと騒ぐのは詭弁であり民族に対する耐え難い愚ろう」だと指摘。

 李大統領の今回の発言が、対決と戦争を追求する反統一宣言である「非核・開放・3000」のコピーにすぎず、李政権の対決姿勢を改めて全面に押し出したものだと非難した。

 そして、「北南関係はすでに取り戻すことのできない限界をこえた」と指摘し、李明博大統領に対して「一日も早く政権の座から退くべき」だと主張。「それだけが北南関係正常化の出口になる」と強調した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2009.3.4]