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妙香山自然保護区

 朝鮮の平安北道香山郡には妙香山自然保護区がある。

 この自然保護区は、南西に伸びる妙香山脈にある。

 毘盧峰(1909メートル)を中心に高峰がそびえており、多くの滝や沼がある自然保護区は、山容が絶妙で景色がとても美しい。

 保護区一帯は高い山々に囲まれているので強風が吹かず、気候は比較的穏やかである。

 保護区には北部と南部で育つ植物がある。

 高等植物だけでも660余種類にも達するが、そのなかにはカエデ、シラカンバ、トウシラベ、エゾマツ、チョウセンモミ、チョウセンマツと朝鮮の特産種であるチョウセンイワウチワ、ケイジョウヒゴタイ、タカネマツムシソウなどがある。

 また、クマ、ヒョウ、ジャコウジカ、カモシカ、ムササビ、クロテン、キバノロなどの多くの動物とキジ、コイカル、キツツキなどの鳥が生息しており、両生類が分布している。

 保護区へと流れる妙香川には、アユ、ニジマス、カマツカ、ウナギ、アブラハヤなど数十種類の魚が生息している。

 保護区には、妙香山ヨドガワツツジ群落があり、妙香山ブッポウソウなどの天然記念物が生息している。

 妙香山自然保護区は自然に対する学術研究拠点として意義が大きく、勤労者と青少年学生の文化休息場として広く利用されている。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2009.3.23]