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朝鮮で動物保護に向け生態調査

専門家と住民が協力

 朝鮮で動物の保護、増殖に関する国家的な対策を立てるため、国内の動物に対する生態調査事業が行われている。

 朝鮮では5〜10年に一度ずつ、大規模な動物調査事業が実施されてきた。

 国土環境保護省山林管理局のリム・チュンチョル処長によると、今回の動物調査事業は国が指定する自然保護区と動物保護区をはじめとする動物生息地で動物の種の数とその分布状態、主要動物種の資源量を調査する方法で行われている。

 昨年末から始まった調査には国土環境保護省、国家科学院、朝鮮自然保護連盟中央委員会をはじめとする当該専門機関および科学研究機関の幹部と科学者、それに研究員らが参加している。

 また、現地住民も関心を持って積極的に協力している。

 リム処長は今回の調査結果に基づいて、有用動物保護地区を新設する作業を進めることも明らかにした。動物の生息環境を保護するための山林造成、動物のエサや生息条件の改善、動物保護を訴える看板や境界標式の設置など一連の対策が講じられるという。【平壌支局】

[朝鮮新報 2009.3.25]