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朝鮮で黄砂観測

 春季に入った朝鮮で黄砂現象が起きている。

 朝鮮中央通信によると、2月20日に最初に発生した黄砂は3月16日、平壌や平安南道、黄海南道、黄海北道をはじめ多くの地域で再び観測された。

 2回目の黄砂の濃度は1m3当たり200〜350マイクログ ラム。気象専門家によると、この冬に黄砂発生地であるゴビ砂漠と中国の内モンゴル地域での降水量が1〜2ミリ程度と非常に少なかったので、地表の状態が極めて悪かったという。

 一方、現在の気象条件から見て、黄砂の発生地に低気圧が次々と発生して朝鮮でひんぱんに黄砂現象が起こるものと予想されている。こうしたことから、朝鮮では被害の防止対策を徹底的に立てている。

 テレビや新聞、放送、出版物を通じて人々に黄砂現象の一般知識を与え、黄砂の予報をそのつど正確に伝えている。

 今年の春季植樹月間を迎え、より多くの樹木を植え、河川を整備するなどの環境保護活動が全国家的、全人民的な運動として展開されている。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2009.3.25]