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朝鮮外務省が非難 「人権理事会決議は謀略」

 朝鮮外務省スポークスマンは3月30日、国連人権理事会第10回会議で3月26日、朝鮮に対する決議が採択されたことを非難した。

 同スポークスマンはこの問題に関する朝鮮中央通信社記者の質問に答え、人権理事会での決議採択は「欧州連合(EU)と日本が不純な政治目的で毎年繰り広げている謀略策動の産物」だと指摘した。

 また、「新たに設けられた国連人権理事会内においても引き続き『裁判官』のようにふるまおうとするもくろみから、偏見的かつ対決的な特別報告者制度を維持しようと躍起になっている」と西側諸国を非難した。

 日本に対しても、「過去、朝鮮民族に働いた残酷な人権じゅうりんの罪をうやむやにしようと反朝鮮人権騒動の先頭に立っている」と非難した。

 同スポークスマンはEUや日本が「米国のイラク、アフガニスタンでの人権じゅうりん行為に対しては口をつぐみ、米国が敵視する国々ばかり選択的に中傷している」と断じ、朝鮮側は「このような国々が作り上げた『決議』をこれまでと同様、断固として全面的に排撃する」と明らかにした。

 さらには、「人権はすなわち国権である」としたうえで、「謀略と圧力でわれわれの国権をどうにかしようとするのは妄想である」と強調した。

[朝鮮新報 2009.4.1]