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「衛星発射成功は民族的慶事」 労働新聞が意義強調

 労働新聞7日付は、「強盛大国の建設で勝利の最初の砲声を上げた偉大で歴史的な出来事」と題する社説を掲載し、人工衛星の打ち上げ成功の意義を強調した。要旨は次のとおり。

◇     ◇

 人工衛星「光明星2号」の打ち上げ成功は、祖国の歴史に刻まれるもう一つの民族的な慶事である。今回の打ち上げによって朝鮮は、世界的な衛星打ち上げ国、衛星保有国の地位をいっそう強固なものにし、民族の尊厳と威力を再度全世界に高らかにとどろかすようになった。

 今回、われわれが人工衛星を成功裏に打ち上げたことは、わが祖国と民族の前途に限りなく明るい未来を開き、強盛大国の建設を力強く促進していくうえで大きな意義を持つ。

 打ち上げ成功は朝鮮の国力を遺憾なく誇示し、強盛大国の建設で勝利の砲声をあげた歴史的な出来事となる。

 数十年間、わが人民が血と汗で築いた国力は誇るに足るものである。われわれの政治的・軍事的威力は最上の水準に達し、自立経済の潜在力も相当なものである。

 今回の打ち上げを契機にして、苦しい試練のなかで打ち固めてきたチュチェ工業の威力と国の科学技術レベルが力強く誇示され、われわれの強盛大国建設が決して空言ではないことが確証された。

 わが党は今、金日成主席の生誕100周年にあたる2012年に必ず強盛大国の大門を開け放つという雄大な構想を示し、その実現をめざすたたかいを導いている。われわれの強盛大国建設は勝利が揺るぎなく保証されている。強盛大国の大門を叩く最初の砲声を上げたことに、今回の打ち上げが持つ大きな意義がある。

 打ち上げ成功は、わが人民に大いなる民族の誇りと自負を抱かせる意義深い出来事となる。

 人工衛星は先端科学技術の集合体である。こんにち、世界には人工衛星を自力でつくって打ち上げる国がいくらもない。

 今回、われわれがつくった人工衛星光明「星2号」と運搬ロケット「銀河2号」は設計から製作、組立、打ち上げ場と打ち上げ後の観測に至るまですべてが100%国産化された朝鮮の誇らしい創造物である。われわれの科学者、技術者は並々ならぬ探求精神と堅忍不抜の意志で衛星の開発と打ち上げで提起されるすべての科学技術的な問題を自力で解決し、国の宇宙技術を世界的なレベルに引き上げた。

 人工衛星を成功裏に打ち上げたことは、世界の平和と安全に大きな貢献をした出来事となる。

 平和は、世界人民のひとしい念願であり、宇宙を平和的に利用しようとするのは、すべての国と民族の共通の志向である。今回、われわれが人工衛星を成功裏に開発して打ち上げたことは、地域の平和と安全、人類の技術的進歩に貢献しようとするわが軍隊と人民の明白な意志誇示となる。

 今回の出来事によって、われわれを圧殺するためにあらゆる卑劣で悪らつな策動をしてきた帝国主義者と反動勢力はいっそう窮地に陥るようになり、革命的な人民は大きな信念と楽観を抱いてたたかっていくようになった。

 今回、われわれが人工衛星を成功裏に打ち上げることができたのは、祖国の明るい未来を見通し、最悪の試練と逆境のなかで国の政治・軍事力を強化する事業と科学技術の発展に最大の力を傾けてきた金正日総書記の指導の輝かしい結実である。

 今回の打ち上げ成功は、科学技術を強盛大国建設の生命線として掲げたわが党の科学技術重視政策の輝かしい勝利であり、自前の人材を育成して朝鮮を科学技術強国に変えようとする総書記の指導の賢明さに対する一大誇示となる。

 われわれの科学者、技術者と労働者階級は総書記の構想にしたがい、すでに1998年8月31日、初の試験衛星「光明星1号」を打ち上げる成果を収めたし、この10年間、衛星の開発と打ち上げの分野で飛躍的な発展を遂げ、今回再び人工衛星「光明星2号」の打ち上げを成功させた。

 強盛大国の大門を開く最初の砲声を上げたわれわれの科学者、技術者こそ、祖国と民族が誇る愛国者、英雄であり、この頼もしい科学者、技術者の大部隊があるのでわが党の強盛大国建設偉業の勝利は確定的である。 (朝鮮通信)

[朝鮮新報 2009.4.10]