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コンピュータ講義がスタート 朝鮮のろう・盲学校で

 新年度が始まる4月から朝鮮全国のろう・盲学校で障害者学生を対象とする、コンピュータ講義が始まる。

 これに先だち3月23日から28日まで、平壌で特殊教育部門コンピュータ講習が教育省と朝鮮障害者保護連盟による共同主催で行われた。障害者学生の情報技術教育のための特殊教育部門コンピュータ講習には、11のろう・盲学校(8校のろうあ学校、3校の盲学校)校長と教員らが参加した。

 教育科学院中央教授講習所教員らが出演した講習では、コンピュータの装置とシステムに対する一般知識、コンピュータの基本的な操作法などが取り扱われた他、コンピュータの専門用語に関する手話も学んだ。

 成川ろうあ学校長のファン・ジョンソン氏(44)は、今回の講習が、「障害者を社会の一員として自立させようとする国家的施策の一環」だと指摘する。

 教育省関係者によると、新年度から始まるコンピュータ講義を円満に保障するため、国家的な対策が講究されたという。ろうあ学校にはすでに教育用コンピュータが具備された。教材は一般学校で使うコンピュータ教材を利用する。

 盲学校では近日中に盲人用コンピュータを購入、確保する目標を立てている。

 教育省と朝鮮障害者保護連盟ではこれから教員たちだけでなく、ろう・盲学生たちを対象とするコンピュータ講習とコンテストなどを自主組織して、特殊教育の発展を積極的に推し進める計画を立てている。(平壌支局)

[朝鮮新報 2009.4.10]