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植民地支配正当化発言を非難 朝鮮教育省が談話

 朝鮮教育省は24日、スポークスマン談話を発表し、日本国内で進められている朝鮮に対する植民地支配の正当化と歴史わい曲の動きを非難した。

 同談話は、石原慎太郎東京都知事が16日、国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会の現地調査に関する記者会見で、「ヨーロッパの先進国がアジアで植民地を持ったのに比べ、日本が韓国にしたことは非常に優しくて公平だったと、韓国の朴正煕元大統領から聞いた」と語ったことに触れ、「詭弁を用いて日本の植民地支配を正当化した」と非難した。

 また、文部科学省が、日本の朝鮮侵略と植民地支配を合理化し朝鮮の歴史をわい曲した中学歴史教科書に検定合格の判定を下したことにも言及した。談話は、これを「わが民族の自主権と尊厳、歴史に対する悪らつな冒涜」だと糾弾した。

 一方で、南朝鮮の各階層に向けて、「日本反動勢力の歴史わい曲を許さず、内外同胞が力を合わせてこれを叩き潰そう」と呼びかけた。また、「『和解』と『未来』をうんぬんし、『歴史問題で韓日関係が後退してはならない』という妄言まで吐き、日本反動勢力を庇護している李明博政権の売国行為を絶対に許してはならない」と訴えた。

[朝鮮新報 2009.4.27]