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放送通信委の言論掌握策動を非難 朝鮮記者同盟

 朝鮮記者同盟中央委員会のスポークスマンは2日、南朝鮮の放送通信委員会が「南北間の放送部門の交流・協力を体系的に推進」するために「南北放送交流推進委員会」の結成を決定したことに対して、「民族の和解と統一を願い、北と南のメディアの協力と交流を志向する内外の世論と民心に対する愚弄、欺まんである」と非難した。

 スポークスマンは、北と南の言論分野の協力と交流は当然、民族の団結と統一に貢献するものになるべきだと指摘した。一方で、「正義と真実、統一と愛国を主張する進歩的言論が弾圧の対象になっており、事大・売国と反統一の保守言論が当局の庇護の下で権勢を振るっている」と、南朝鮮の言論をめぐる現状に憂慮を示した。

 スポークスマンは同族対決と反統一政策を美化し、当局の言論保守化、御用化を実現するための策動の先頭に放送通信委員会が立っていると同委員会を批判した。

 さらには、同委員会が「南北放送交流推進委員会」を設立することにしたのは、「自らの反統一的な性格を隠し、各界世論の非難を鎮めるとともに、南側の進歩的メディアが進める北側との交流・協力事業を全面的に掌握、統制しようとする李明博政権の企図にしたがったもの」だと断じた。

[朝鮮新報 2009.5.9]