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朝鮮職業総同盟が談話 「メーデー集会弾圧は暴挙」

 南朝鮮の李明博政権は、メーデーに際して1日、全国民主労働組合総連盟をはじめ500余の市民・社会団体や政党のメンバー、市民ら5万余人の参加のもとで行われた「メーデー汎国民大会」と、ソウル竜山地域立ち退き住民を偲ぶ100日追悼集会を多数の警察人員を動員して弾圧し、数百人の参加者を逮捕、連行した。

 これに対して朝鮮職業総同盟(職総)のスポークスマンは4日、当局の弾圧を「民主的な新しい政治、新しい生活を目指して立ち上がった労働者をはじめ各階層の人民に対するファッショ暴挙」と非難する談話を発表した。

 談話は、李明博政権が発足直後から独裁体制を構築し、自主と民主、連北・統一を志向し、生存権を求める団体と各階層の人びとに弾圧を加えてきたことに言及。安定した職場と初歩的な生計費の保障を求めて行った労働者の平和的なデモが「不法」「暴力」として犯罪視されて苛酷に弾圧されている現状に憂慮を示した。

 さらには、労働者をはじめ各階層の人びとが「韓米自由貿易協定締結反対!」「竜山惨事問題解決!」「『MB悪法』制定反対!」などのスローガンを掲げて反政府闘争に総決起したのは至極当然だと指摘した。

 談話は李政権に対し、弾圧の即時中止と逮捕、連行した人びとの即時釈放を求めた。また、南朝鮮の労働者が各階層と団結して「社会の民主化と自主統一を達成するためのたたかいをいっそう果敢に展開すべき」だと呼びかけた。

[朝鮮新報 2009.5.9]