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離散家族招請行事は茶番劇 朝鮮赤十字会

 朝鮮赤十字会のスポークスマンは8日、南朝鮮の統一部がソウルと京畿道、仁川地域の離散家族、親せき300人を招いて京畿道都羅山の「南北出入事務所」と都羅山駅、「統一展望台」などを参観させる「離散家族招請慰労行事」を催したことで談話を発表した。

 スポークスマン談話は同行事を、「離散家族問題に大きな関心でもあるかのように世論をミスリードして同族対決を合理化し、北南関係悪化の責任を免れようとする企図から発した狡猾な茶番劇」だと非難した。

 また、北南人道問題の解決を阻み、北南関係を対決と戦争の局面へ追い込んだ張本人が「離散家族の痛み」や「慰労」といった言葉を並べていることこそ、「北と南の離散家族、親せきをはじめ全同胞に対する愚ろう、冒とく」だと非難した。

 談話は「李明博一味を放置しては北南関係の改善も、離散家族、親せきの対面など赤十字人道事業もありえない」と断言した。

[朝鮮新報 2009.5.13]