「衛星、当初の目的達成した」 朝鮮宇宙空間技術委員会 |
朝鮮宇宙空間技術委員会スポークスマンは7日、人工衛星「光明星2号」の打ち上げから1カ月が経ったことで要旨次のような談話を発表した。 「光明星2号」が軌道に進入して正常稼動を始めてから1カ月が過ぎた。 運搬ロケット「銀河2号」は3段式になっており、試験通信衛星「光明星2号」は歌とともに衛星内部の作動状態に関する資料の電送、試験中継通信を行うようになっている。 運搬ロケットと衛星には、軌道測定と資料電送のために遠隔測定装置と軌道測定装置をはじめとする測定、送信装置が設置されており、地上には軌道追跡探知機と遠隔受信装置などの測定手段を展開した。 470メガヘルツで地球に電送する「金日成将軍の歌」と「金正日将軍の歌」のメロディーと衛星資料に関する観測を通じて、そして地上に展開された軌道追跡探知機をはじめとする測定手段によって、衛星が正確に軌道に進入したことを確証した。 衛星から送られる各種の計測資料を受信、分析した。地上管制所から送る操縦指令に従って衛星の作動状態を変更させ、地上の各地域に展開されている中継通信所で衛星を通じた中継通信試験が成功裏に行われた。 われわれがすでに公開した通信周波数帯域で正体不明の電波障害が強く生じたが、衛星観測と管制試験は正常に行われた。 われわれは、「光明星2号」の打ち上げと運用過程で多くの経験を蓄積することになり、今後、実用衛星の打ち上げのための科学技術的土台を築くうえで大きな進展を遂げた。 今回行われた「光明星2号」の打ち上げを通じて、われわれの科学者、技術者が当初に計画した総合的な衛星打ち上げ管制システムの樹立と衛星軌道進入、衛星による試験通信の目的を十分に達成したことにより、平和的な宇宙開発活動において大きな一歩を踏み出すことになった。 [朝鮮新報 2009.5.13] |