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地下核実験に成功 新たな高い段階で安全に実施 朝鮮中央通信社報道

 25日発の朝鮮中央通信社報道によると、朝鮮が2006年10月以来となる2度目の地下核実験を成功裏に実施した。同通信社報道の全文は次のとおり。

 われわれの科学者、技術者たちの要求に従って、朝鮮の自衛的核抑止力をあらゆる面から強化するための措置の一環として、2009年5月25日、2回目の地下核実験を成功裏に行った。

 今回の核実験は、爆発力と制御技術において新たな高い段階で安全に行われ、実験の結果、核兵器の威力をさらに高め、核技術を絶え間なく発展させることのできる科学技術上の問題を円滑に解決することになった。

 今回の核実験の成功は、強盛大国の大門を開くための新しい革命的大高揚の炎を激しく燃え上がらせ、150日戦闘に一丸となって立ち上がったわが軍隊と人民を大きく鼓舞している。

 核実験は、先軍の威力で国と民族の自主権と社会主義を守り、朝鮮半島と周辺地域の平和と安全保障に貢献することになるだろう。

 さる4月14日に発表された朝鮮外務省声明は、朝鮮の平和目的の人工衛星打ち上げを問題視した国連安全保障理事会の議長声明を、「朝鮮の自主権を侵害し、朝鮮人民の尊厳を冒涜した不当な措置」と激しく非難した。さらには、6者会談不参加と自衛的核抑止力強化の意志を表明し、「6者会談がなくなって非核化プロセスが破たんしても、朝鮮半島の平和と安全はわれわれが先軍の威力で責任を持って守っていく」と宣言した。

 国連安保理は議長声明の採択に引き続き、同月24日には朝鮮の3企業を制裁対象に指定するなど、朝鮮に対する制裁を実行に移した。

 これに対し朝鮮外務省は29日、スポークスマン声明を発表、安保理が即時謝罪しない場合は「追加の自衛的措置をとらざるをえなくなる」と述べ、「自衛的措置には核実験と大陸間弾道ミサイル発射実験が含まれる」と明らかにしていた。

[朝鮮新報 2009.5.27]