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民主朝鮮 安倍元首相の妄言非難

 民主朝鮮5月26日付は、「再侵略を扇動する軍国主義狂信者」と題する論評を掲載し、安倍晋三元首相を名指しで強く非難した。

 論評は、安倍元首相が東京都で行われた講演会で朝鮮の人工衛星打ち上げを取り上げて、自衛隊が相手の基地を攻撃する「敵基地攻撃能力」を備えるための法の整備や装備を検討しなければならないと力説したことに対し、「いわば、朝鮮のロケット発射基地を攻撃できる法的権利と軍事的能力を備えるべきであるということだ」と指摘した。

 また、首相の靖国神社参拝問題と関連して「国のためにたたかい、倒れた人たち、国のために殉じた人たちに対して国のリーダーが尊崇の念を表するのは当然だ」とする発言も問題視。「先祖の海外侵略精神を見習い、後代も他民族征服戦に立ち上がるべきであるというのが安倍の本心だ」と指摘した。

 5月27日発朝鮮中央通信も、安倍元首相の妄言を非難した。

[朝鮮新報 2009.5.29]