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野生動物の全面調査 10年ぶり実施

 朝鮮で野生動物全面調査事業が行われている。

 朝鮮では1990年代後半にも同事業が行われた。今回、10余年ぶりに再調査されるようになった。

 野生動物に対する全面調査は、国家科学院動物学研究所と同科学院生物分院生物多様性および生態技術研究センター、国土環境保護省など関連機関による共同事業だ。

 調査期間、動物資源の分布状態と資源量、とくに危機種、希少種の確認に力を入れるという。野生動物の生息地に関するデータを総合、確定することが調査の目的。

 調査対象はトラ、オオヤマネコ、クマなど20種あまりの獣類と野生カワウ、ウミウなど80種あまりの鳥類、爬虫類、両生類だ。

 調査記録は専門家と山林監督員による直接観察データと、農場員や猟師、学校教員など地域住民に対する聞き取りを通じて得たデータをまとめて作成する。

 直接調査は冬(11月〜2月)と春・夏(5月〜7月)の2シーズンに分けて行っている。

 調査は年内の完了を見越している。【平壌支局】

[朝鮮新報 2009.6.10]