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平和擁護委 南の挑発を非難 「西海は一触即発の緊迫状態」

 朝鮮平和擁護全国民族委員会(平和擁護委)スポークスマンは6日、談話を発表し、南朝鮮好戦勢力の戦争挑発によって朝鮮半島情勢は最悪の状態に陥っていると指摘した。

 談話は、李明博政権は「大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)」への全面参加が招いた事態に対処して北側が発表した声明と自衛的措置をこき下ろし、北が西海上で「武力挑発」を起こそうとしているとの妄言を並べ立てていることを厳しく非難した。また、交戦規則を修正し作戦指針を下達していることについても問題視した。

 さらには、「北方限界線(NLL)」の固守を公言し、駆逐艦をはじめ戦闘艦船集団とミサイル、砲などぼう大な武力を西海上に増強配備する一方、南朝鮮軍戦闘機を緊急出動態勢に突入させていると指摘した。

 一方で、軍の首脳部が「現場で作戦を終決させよ」と、戦闘艦船を連日北側の領海に不法侵入させて北側を刺激する軍事的挑発を行っていることを明らかにした。

 談話は、「好戦勢力の反北戦争騒動によって、朝鮮西海はいつ軍事的衝突が起こるか予測できない一触即発の緊迫した情勢になっている」と現状に憂慮を示した。

 さらに、李明博政権が主張する西海上での北側の軍事的挑発説を、「自らの戦争策動を正当化し、起こりうる武力衝突の責任を北側にあらかじめ転嫁し、現政権に対する南朝鮮人民の矛先をそらそうとするき弁にすぎない」と一蹴した。

 そのうえで「挑発者に対しては実際の行動措置で対応する」と南朝鮮軍部に警告を与えた。

[朝鮮新報 2009.6.12]