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李明博政権の軍事挑発を非難 祖平統書記局報道

 祖国平和統一委員会(祖平統)は19日、書記局報道第951号を発表し、南朝鮮好戦勢力が北南関係を最悪の局面へ追い込む軍事的な挑発と対決策動を行っていると非難した。

 15日、李明博大統領は平沢(京畿道)にある第2艦隊司令部で「西海事件記念式」を行い、「撃滅」「第3の西海交戦」などと好戦的な暴言を吐き、同族に対する敵対感と戦争熱を鼓吹した。李相熹国防部長官も外交安保関係長官会議で、「北の挑発」について騒ぎ立て、北側に対する「断固たる対応」を強調した。一方、西海海上境界線一帯に駆逐艦と誘導弾高速艦をはじめ戦闘艦船と兵力を大幅に増強し、北側を標的にした演習を大々的に行っている。

 祖平統はこれらの動きを、「北侵戦争の導火線に必ず火をつけようとする危険きわまりない軍事的な挑発」と糾弾した。

 さらに、李政権によって「朝鮮半島にはいつ戦争が勃発するやもしれない険悪な事態が生じている」と指摘。朝鮮の衛星打ち上げと核実験に対する米国の制裁騒動に積極的に追従してPSIに全面参加し、米国に「核拡大抑止力の提供」を哀願したと非難した。

 書記局報道は南側当局の軍事的挑発が「単なる世論操作段階を脱して実動段階に進入している」とし、「たび重なる警告にもかかわらず、情勢を戦争の瀬戸際に追い込み軍事的挑発に執着するなら、われわれは容赦ない報復攻撃で断固懲罰する」と警告した。

[朝鮮新報 2009.6.24]