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「150日戦闘」とは? 強盛大国建設の突破口開く

 「150日戦闘」とは、2012年に強盛大国の大門を開くという「2012年構想」の突破口を開くために打ち出された全国規模のキャンペーン。4月20日から経済をはじめ各分野で繰り広げられている。

 朝鮮では「戦闘」という語句を、軍事的な意味とは別に特定の目的を果たすために行われるキャンペーンを指す場合にも用いる。朝鮮は過去にも1970年代に「70日戦闘」や「100日戦闘」、80年代に「200日戦闘」などを展開し、政治・経済的目的を達成してきた。

 メディアが今回の「150日戦闘」に関して公式に言及したのは労働新聞5月4日付の社説が初めて。

 同社説は、人工衛星「光明星2号」の打ち上げ成功と最高人民会議第12期第1回会議での金正日総書記の国防委員長推載などに言及しながら、このような重大な時期に朝鮮労働党が「150日戦闘」を呼びかけたと明らかにした。そして、「150日戦闘」の目的について、「今年中に強盛大国建設の最終的な勝利に向けた確固たる展望を開くため」だと指摘した。

 朝鮮は金日成主席生誕100周年にあたる2012年を「強盛大国の大門を開く」年にすることを内外に宣言した。また今年を、この目標達成においてカギとなる年に定めた。

 上記の労働新聞社説は、今年、2012年に向けた突破口を開けるか否かによって今後3年間の取り組みの成否が左右されるという見方を示している。そのうえで、それぞれの分野で掲げられた「150日戦闘」の目標を達成し、強盛大国建設の確固たる展望を開こうと呼びかけた。

 金属、電力、石炭、機械、軽工業など経済の各部門を担う各地の工場、企業所では提示された生産目標を超過達成するなど、多くの成果が上がっている。新聞、テレビなどのメディアも「150日戦闘」に取り組む現場の様子を連日伝えている。

[朝鮮新報 2009.7.3]