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朝鮮学生 国際数学五輪に参加 6つのメダル獲得

 第50回国際数学オリンピックがドイツで行われた(7月14〜21日)。朝鮮から6人の学生が参加し、全員がメダルを獲得した(写真)。

 今回のオリンピックには、104の国と地域から560人余りの学生たちが参加した。参加を希望する国すべてに出場資格が与えられ、6人まで送ることができる。

 国際数学オリンピック諮問委員会が毎年組織するこのオリンピックは、数学的な才能を競う普通教育段階の最高の知能コンクールとして知られている。国家の教育発展レベルを評価する場にもなっている。

 数論、代数、幾何、組合せ部門の数学問題を筆答の方法で行うオリンピックで、平壌第1中学校のリ・ウンソン(18)、キム・ジョンチョル(17)、リ・ヨンヒョン(17)くんが金メダル、東平壌第1中学校のソン・ヘチョルくん(16)と平壌第1中学校のチェ・チャンスくん(17)が銀メダル、平壌第1中学校のチョン・ホゴンくん(17)が銅メダルを獲得した。リ・ウンソンくんは昨年(第 49回)に続く金メダルを受賞した。

 朝鮮は国別の総合順位で5位になり、昨年の7位から2つ上がった。

 表彰式の後でロシア、サウジアラビア、モルドバ、イラン、タイ、米国を含む各国の団長、副団長は、1990年から参加している朝鮮の学生たちが毎年高い成績を獲得しているのは、朝鮮の教育が急速に発展していることを示すものだとの見解を表明したという。

 オリンピックに参加し、帰ってきた学生たちを迎えた母校は、祝賀ムードに包まれた。

 先生と学生たちが彼らの成果を熱烈に祝賀し、歓迎会などで激励した。居住地域の人民班と父母の職場では、立派な息子と娘たちを持つ父母に祝賀のあいさつが送られた。また全国から、彼らの学校に手紙と電話、祝賀電報が殺到したという。

 市内の多くの中学校の学生たちが受賞者の学習経験を学ぼうと、連日彼らのもとを訪れている。

 リ・ウンソンくんの父であるリ・ホチョル氏(47、平安北道新義州市道路施設隊労働者)は、多くの人たちからの祝福に「ウンソンの成果は国のおかげだ。国家は地方の無名な労働者の息子の才能を花咲かせるため、秀才育成の拠点である平壌第1中学校で勉強できるようにしてくれた。本当にありがたいこと」と感激していた。【平壌支局】

[朝鮮新報 2009.8.21]