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北側が通告 軍事境界線の陸路通行制限解除

列車運行も再開

 南朝鮮統一部の発表によると、北側が李明博政権に対して昨年12月1日から講じてきた南側人員に対する軍事境界線の陸路通行制限措置を21日付で解除すると南側に通知した。

 統一部当局者は20日、北側が同日、東・西海地区軍事実務責任者名義でこのような内容の通知文を送ってきたと明らかにした。

 また、北側は同日、中央特区開発指導総局の名義で南側の開城工業地区管理委員会に通知文を送り、工業地区の入居企業と団体関係者、管理委員会の関係者をはじめとする南側人員の出入り・滞在についても21日付で原状回復させると告げた。

 ほかにも、▼21日から板門〜坡州駅の貨物列車運行を再開し、関係者の出入り・滞在制限を以前の状態に戻し、▼開城の南北経済協力協議事務所を正常運営し、関係者の出入り・滞在規定を以前の状態に戻すと明らかにした。

 これに先立って17日、北側のアジア太平洋平和委員会と南側の現代グループは同グループの玄貞恩会長の訪北(10〜17日)を機に5項目の合意を発表した。合意事項には、「南側人員の軍事境界線陸路通行と北側地域滞在を、10.4宣言の精神にのっとり原状回復することにした」という内容が含まれている。

[朝鮮新報 2009.8.24]