「協力関係、今後も発展」

ロドリゲス外相（左）を団長とするキューバ政府代表団と会見する金永南委員長（４日） [朝鮮中央通信＝朝鮮通信]

　ブルーノ・ロドリゲス・パリージャ外相を団長とするキューバ政府代表団が３〜５日、朝鮮を訪問した。

　最高人民会議常任委員会の金永南委員長は４日、平壌の万寿台議事堂で、表敬訪問したロドリゲス外相を団長とするキューバ政府代表団と会見した。

　ロドリゲス外相は同日、金正日総書記へのキューバ国家評議会議長のラウル・カストロ・ルス閣僚評議会議長からの贈り物を金永南委員長に伝えた。

　一方、朝鮮労働党の崔泰福書記は４日、表敬訪問したロドリゲス外相を団長とするキューバ政府代表団と会見した。

　また同日、朝鮮政府代表団とキューバ政府代表団の会談が万寿台議事堂で行われた。

　会談には、朝鮮側から朴宜春外相を団長とする代表団メンバーが、キューバ側から代表団メンバーとホセ・マヌエル・ガレーゴ・モンタノ駐朝大使が参加した。

　会談で双方は、両国の伝統的な友好・協力関係を今後も引き続き発展させる意志を再確認し、相互の関心事となる一連の問題について意見を交わした。

　キューバ政府代表団の朝鮮訪問と関連して駐朝キューバ大使が４日、宴会を催した。朴宜春外相、朝鮮キューバ連帯委員会委員長の金勇進教育相、朝鮮労働党の金泰鐘副部長、朴在京・人民武力部副部長、金衡俊外務次官、関係者が招かれ、代表団とキューバ大使館員が参加した。

　宴会では演説が行われた。

　代表団は滞在期間、万景台を訪問し、祖国解放戦争（朝鮮戦争）勝利記念館を参観した。また４日には、メーデースタジアムで大マスゲームと芸術公演「アリラン」を観覧した。

　朝鮮とキューバ外相間の会談は今年５月４日にも、ハバナでも行われている。

　非同盟運動調整委員会閣僚会議に出席する朝鮮代表団の団長としてキューバを訪問した朴宜春外相はロドリゲス外相と、両国の友好・協力関係をいっそう発展させることと、相互の関心事となる国際問題について意見を交換した。

　会談後には朝鮮とキューバ両国の外務省間協力に関する合意書が調印されている。

［朝鮮新報 2009.9.11］