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労働新聞 イスラエルの朝鮮「脅威」説を非難

 労働新聞6日付論評は、最近、イスラエルが朝鮮の自衛的な核実験とミサイル発射に対して「脅威」説を唱え、朝鮮がイランの「核開発」を支援しているかのような世論を流布させていることについて、「あまりにも幼稚で相手にする必要を感じない」と非難した。

 論評は、核兵器のない平和な世界で暮らそうというのは、朝鮮の始終一貫した願いであると主張。イスラエルが南朝鮮に最先端軍事装備を引き続き提供していることや、現在、国際的に米国の保護、黙認の下に推進されてきたイスラエルの核保有が深刻な問題となっており、国際原子力機関(IAEA)総会でイスラエルの「核能力」に憂慮を表す決議が採択された事実などに言及した。

 論評は、イスラエルが朝鮮の「脅威」説を唱えているのは、ユダヤ人「入植地」の建設を中止してイスラエルの核計画を公開することを求める国際世論をしずめ、中東地域で核兵器を独占して膨張主義の野望を実現しようとする浅知恵にすぎないと批判した。

 そのうえで、朝鮮は中東非核化のためのアラブ諸国の正当な立場を変わりなく支持し、イスラエルの反平和的な領土膨張政策に反対すると主張した。

[朝鮮新報 2009.10.14]