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平壌でにぎやかに秋夕 在日同胞も墓参り

 伝統的な民俗祝日の秋夕(中秋節)を迎えた3日、平壌市民は兄弟山区域をはじめ各所にある先祖の墓を訪ねて祭事を行った。

 平壌市内は2日の夜から公共建物にイルミネーションが灯り、通りと建物に国旗が掲げられ、祝日ムードに包まれた。

 早朝から市内の通りは、真心こめて用意した食物と花を手に墓参りをする市民たちで活気にあふれていた。各墓所までバスが運行され、墓所と連結した道路区間にはいつもより多くの車両が往来した。市内中心部の各地点には交通安全車が配置された。

 墓所を訪れた市民らは先祖に大礼を捧げ、供物を広げて祝日のひとときを楽しく過ごした。

 朝鮮では近年、旧正月を盛大に過ごすなど、民俗伝統を継承した生活様式が国家的に積極的に奨励されている。

 朝鮮で発行されるカレンダーは、秋夕が公休日を意味する赤色で表示されている。

 一方、祖国を訪問している在日同胞とその親せきらは、東明王陵近くにある海外同胞愛国者墓(平壌市中和郡)を訪ねた。

 海外同胞愛国者墓は、入口に壮大な門柱が建てられるなど、国家的な措置によって最近、面貌が一新した。【平壌支局】

[朝鮮新報 2009.10.26]