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国家映画委 合作用シナリオ公開 「明成皇后」など歴史もの多数

 朝鮮の国家映画委員会傘下の国際映画合弁会社が、外国との合作を念頭に置いた6編のシナリオを公開した。

 同社のパク・チャンジョン社長によると、今回公開されたシナリオには歴史関連の作品が多い。朝鮮南海の島に住む恋人たちが海賊から故郷を守るためにたたかう「高麗娘と口笛」、朝鮮王朝最後の王妃である明成皇后を描いた「玉壺楼の恨」、中央アジアに位置するウシナ国の要請を受けて突厥(6〜7世紀頃、中央ユーラシアに覇権をうちたてた遊牧国家)との戦いに挑む高句麗女性武士を描いた「シンソルファ」などがある。

 ほかにも朝鮮の七宝山にまつわる伝説「娘岩」に基づいて作られた「七宝山海女と王子」、朝鮮の人々に「百寡婦」として知られる白善行をテーマにした「白善行」、抗日革命闘争期にソ連飛行士のアンドレイを祖国の地へ送り届けるために激しい戦いを展開する朝・中の愛国闘士たちを描いた「インターナショナル」のような作品もある。

 国際映画合弁会社は今後、これら6編のシナリオに興味を示す外国の映画製作会社や映画関係者との事業協力を積極的に繰り広げる計画だ。

 同社は過去に公開された3編のシナリオに関する契約をすでに締結し、現在、契約側と映画制作の準備に取り掛かっている。【平壌支局】

[朝鮮新報 2009.10.30]