top_rogo.gif (16396 bytes)

労働新聞 朝鮮半島の緊張激化狙う西海武力挑発

 労働新聞は12日付の論評で南朝鮮軍が10日に朝鮮西海の北側水域で武力挑発行為を働いたことについて、朝鮮半島の緊張激化を狙う南朝鮮軍部の意図的で計画的な挑発行為だと非難した。

 論評は、事件の経緯を詳細に説明し、「南朝鮮軍艦船集団に対するわれわれの対応は、神聖な領海を守り、挑発者の無謀な攻撃企図をくじくための当然の自衛的措置である」と主張した。

 論評は、現在、全般的な朝鮮半島情勢は対話による問題解決へ向かっているとしながら、われわれは時代に合わない北南関係を根本的に転換し、朝鮮半島の緊張を緩和するための一連の寛容な措置を講じたと指摘。これにより、北南間には和解と協力の雰囲気が醸成され、国際的にも朝鮮半島問題を対話の方法で解決するための肯定的な動きが現れていると述べた。

 そのうえで、南朝鮮の反統一保守勢力と軍部好戦勢力はこれを快く思わず、対話と協力の雰囲気を壊し、朝鮮半島の軍事的対決と緊張を激化させようと必死にあがいているとし、今回の西海武力挑発事件もまさにこうした不純な企図から発したものだと指摘した。

 論評は、これまで、北南関係が対決と緊張の極限点にとどまらなければならなかった主な原因の一つが南朝鮮軍部の妄動であることは周知の事実だとしながら、北南関係が良好に発展するたびに、衝撃的な挑発事件でブレーキをかけてきたのは、南朝鮮好戦勢力の常とう的な手法だと非難。西海上で北南間の2度の重大な武力衝突事件が発生したのも、軍事的挑発の方法で北南関係を対決と緊張の状態に逆戻りさせようとする彼らの計画的な陰謀の産物だと述べた。

 論評は、南朝鮮軍部好戦勢力が今回またしても引き起こした西海武力挑発事件は、朝鮮半島情勢の流れに慌てふためいた者の意図的で悪質な緊張激化策動、危険極まりない戦争策動であると述べた。そして今回の事件は、外部勢力と結託して北南関係の改善を阻み、朝鮮半島の平和を破壊しようとする南朝鮮好戦勢力の反民族的罪悪を証明するものだと主張した。

[朝鮮新報 2009.11.16]