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朝鮮で11月の風物 キムチ漬けの季節始る

 朝鮮でキムチ漬けの季節が始まった。

 朝鮮では毎年11月になると、キムチを「半年食糧」と見なし、家庭の重要な「大仕事」として手間暇掛けてキムチを漬ける。

 最近キムチ漬けの季節に入り、新鮮な大根と白菜をぎっしり積んだ車が大通りをひっきりなしに走っており、街と村をせわしく往来し、各家庭に野菜を届けている。

 この野菜を互いに運んだり、そろえたりする和気あいあいとした人々のほほ笑ましい姿は、キムチ漬けの季節に風情を添えている。

 今年は何としてもトンチミ(大根の塩水漬け)をおいしく漬けて隣家にも味のいいところを見せ、キムチも辛味がきいてすっきりした味に仕上げ人民班の品評会で1番になりたいという女性たちの意気込みは大変なものである。

 見るからにおいしそうなトンペチュキムチ(白菜)とカクトゥギ(大根のキムチ)、そしてソクパクキムチ(白菜や大根を大きめに切ったもの)など色々なキムチを漬けるためまな板に向かう主婦たちのきびきびとした手際もまた、この季節の風情の一つである。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2009.11.24]