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〈論調〉 統治危機、責任転嫁する妄言

 李明博は2日、「国政演説」でわが国にかこつけて「南南葛藤をあおる旧態から脱するべき」「協力の姿勢で臨むべき」と発言した。

 南朝鮮で生じるすべての葛藤は、社会の構造的矛盾に根源があり、李明博逆徒によっていっそう深まっている。にもかかわらず、あたかも誰かが「南南葛藤」をあおっているかのようにけん伝するのは、盗人猛々しいの言葉そのままである。

 実際に、旧態を脱するべき当事者は李明博である。彼が「対北政策」に掲げた「非核・開放・3000」は同族を害そうとするものだ。事態は、「北核基地先制攻撃」を叫ぶ手下の背中を押したばかりか、自ら直接歩み出て「自由民主主義体制下での統一」が「究極の目標」であると公然と騒ぎ立てるまでに至っている。6.15以降、良好に発展してきた北南関係が全面破たんし、後退している原因がここにある。

 しかし、逆徒は全同胞が糾弾する「対北政策」に「相生・共栄」を掲げて、引き続き同族対決の道を疾走している。逆徒が同族対決の旧態を脱しない限り、北南対決は改善されない。

 諸般の事実が示すように同族対決に活路を求める反逆者を放置しては「南南葛藤」はもちろん、北南間の不信と対決も解消されない。(民主朝鮮18日付論評)

[朝鮮新報 2009.1.28]